寺島しのぶ:「キャパの広さを感じる」と恐縮 「キャタピラー」の功績でエランドール特別賞

「エランドール賞」の授賞式に登場した寺島しのぶさん
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「エランドール賞」の授賞式に登場した寺島しのぶさん

 女優の寺島しのぶさん(38)が3日、「エランドール賞」の特別賞を受賞、東京都内のホテルで行われた授賞式に出席した。映画「キャタピラー」(若松孝二監督)で日本人として35年ぶりに第60回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞銀熊賞を受賞した寺島さんは「他の特別賞は国民的な『ゲゲゲの女房』。私の出た『キャタピラー』と並ぶとすごい絵です。賞のキャパの広さを感じております。日本を代表する作品に、これからも出演できるように、頑張っていきたい」と喜びを語った。

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 大きな花束を抱えて駆けつけた若松孝二監督は「この美人にあんなもんぺを着せて、日本で一番もんぺが似合うと言って話して出演を頼んだが、駄目で、本を読んでもらってやっとOKしてもらった」と裏話を明かし、「メークも衣装もいない現場で頑張ってくれた。ベルリンで賞を取ってくれたおかげで、世界でも話題になった。本当に僕は幸せ者だ。ありがとうございます」と笑顔で祝福した。

 「エランドール賞」は日本映画テレビプロデューサー協会が主催。09年12月から10年11月までの1年間を通じて、最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる新人賞は、吉瀬美智子さん(35)、桐谷健太さん(31)、佐藤健さん(21)、満島ひかりさん(25)、NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主演の松下奈緒さん(25)と向井理さん(28)が受賞した。(毎日新聞デジタル)

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