NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の主演の松下奈緒さん(25)と向井理さん(28)が3日、「エランドール賞」の新人賞を受賞、東京都内のホテルで開かれた授賞式に出席した。NHKの制作チームも特別賞を受賞し、松下さんは「去年は私にとって素晴らしい方々に出会えて、頑張らねばと思う日々が続きましたが、充実した年だったと改めて感じた。初心を忘れず、新しいことに取り組みたい」と喜びを語り、「授賞式に『ゲゲゲチーム』で出場できたことがうれしい」と満面の笑みを見せていた。
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向井さんは「『BECK』だったり『ゲゲゲ』だったり、たくさんの作品に出させていただいて、幸いにもそれが評価された。見てくれた方のお陰で自分も成長できた。賞に縁がなかったが、これからは賞に恥じぬよう頑張りたい」と気を引き締めた。
「エランドール賞」は日本映画テレビプロデューサー協会が主催。09年12月から10年11月までの1年間を通じて、最も活躍した将来有望な新人俳優に贈られる新人賞は、松下さん、向井さんのほか、吉瀬美智子さん(35)、桐谷健太さん(31)、佐藤健さん(21)、満島ひかりさん(25)が受賞した。
松下さんの受賞の際には、大杉漣さんが祝福に駆けつけ、「いろんなロケがあって、いろんな季節を経験しましたが、嫌な顔を一度も見せませんでした。女優としてだけでなく、人として女性として素晴らしい方。ますます人として大きくなってほしい」と絶賛。自身も新人賞を受賞した風間杜夫さんは、向井さんに「大変名誉ある賞。これからの役者人生の励みになる」と話し、「役者はなかなか正解の見つからない世界ですが、最後まで極めてほしい」とアドバイスしていた。
作品賞は映画「告白」(監督)とNHK大河ドラマ「龍馬伝」が受賞。特別賞は「ゲゲゲの女房」制作チームのほか、女優の寺島しのぶさん(38)にも贈られた。(毎日新聞デジタル)
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