スフィア:「パワーをもらってほしい」  映画「エンジェル ウォーズ」舞台あいさつ

舞台あいさつに登場した声優ユニット「スフィア」の4人
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舞台あいさつに登場した声優ユニット「スフィア」の4人

 女性4人組声優ユニット「スフィア」が24日、東京都内で開かれた米映画「エンジェル ウォーズ」(ザック・スナイダー監督)のヒット御礼舞台あいさつに登場した。「スフィア」は今回4人そろって初めて実写版ハリウッド映画の日本語吹き替え版の声優を務めた。メンバーの高垣彩陽さんは、このアフレコが東日本大震災後初の仕事だったといい、「スタッフさんが『映画が無事に公開されたら、この映画からパワーをもらってほしい』と言っていたので私もそのつもりで頑張りました。何かを受け取って帰ってもらえたらうれしいです」とあいさつした。この日、2回の舞台あいさつで約1800人のファンが集まった。

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 「エンジェル ウォーズ」は、「300<スリーハンドレッド>」(07年)や「ウォッチメン」(09年)を手がけたスナイダー監督の新作バトルアクション。1960年代の閉鎖的な精神医療施設を舞台に、主人公ベイビードール(エミリー・ブラウニングさん)が空想の世界で、日本刀と銃を手に仲間たちとサムライ形の武装ロボットや第一次世界大戦時のドイツ兵のゾンビ、火をはくドラゴンなどと壮絶な戦いを繰り広げる。

 「けいおん!!」の琴吹紬役で知られる寿美菜子さんがベイビードール役を、「機動戦士ガンダム00」フェルト・グレイス役で知られる高垣さんが陽気だが気高い意思を持つアンバー(ジェイミー・チャンさん)役を、「イナズマイレブン」久遠冬花役で知られる戸松遥さんが脱走を夢見ながらも臆病なロケット(ジェナ・マローンさん)役を、「けいおん!!」平沢唯役で知られる豊崎愛生さんが仲間に対して誠実でタフなブロンディ(ヴァネッサ・ハジェンズさん)役を担当した。

 キャスト発表時について、寿さんは「チラシを渡されて、『かわいい美女がたくさんいる!』と思った直後に発表されて驚きました」とし、豊崎さんは「(演じている)ヴァネッサが好きなので、『ブロンディ来い! ブロンディ来い!』と思っていたら、『豊崎ブロンディ役』と言われてうれしかったです」と明かした。

 一番好きなシーンについて、高垣さんは「(寿)美菜ちゃんと2人で人生初のカップルシートで見に行ったのですが、(マダム・ゴルスキーが)巻き舌でベイビードールを呼ぶシーンでピクってしていました」と話し、観客の笑いを誘った。戸松さんは「私が演じた『ロケット』のお姉ちゃんのスイートピーとの掛け合いを何度もとり直したのが印象的です。私も劇場に見に行ったのですが、実際にスクリーンで見てほかの役者さんはこういうお芝居をしているんだと感動しました」としながら、「何度見ても新たな発見があると思いますし、私たちもすてきなキャスト、スタッフの一員として携わった作品なので、この作品から少しでも元気をもらってほしいです」とアピールした。映画は丸の内ピカデリー(東京都千代田区)ほか全国で公開中。(毎日新聞デジタル) 

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