滝川クリステル:福島で単身ボランティア「パワーもらった」 初エッセー集発売

初エッセー集「恋する理由」の出版記念イベントを開催した滝川クリステルさん
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初エッセー集「恋する理由」の出版記念イベントを開催した滝川クリステルさん

 フリーアナウンサーの滝川クリステルさん(33)が25日、東京都内の書店で初のエッセー集「恋する理由 私の好きなパリジェンヌ」(講談社)の出版を記念した女性限定イベントを開催した。4日に東日本大震災の被災地となった福島県に、単身ボランティアで訪れたという滝川さんは「物資が届いていないという報道を見て、自分の手で何か届けなきゃと、いてもたってもいられなくなった。NGOの方と連絡を取って物資を届けさせてもらいました。一人の人間として勝手にやらせてもらったんですが、皆さんも喜んでくれて、すごくパワーをもらいました。迷わず行動してよかった」と明かした。

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 エッセー集は、滝川さん自身が、パリ在住の政治家や産婦人科医などフランス人女性たちを取材し、パリジェンヌの生き方から、日本女性がもっと幸せになれるヒントを紹介する人生指南書。自身の恋愛論や人生論、仕事観についても語られている。1680円で発売中。印税の一部は、東日本大震災の被災者支援活動に寄付される。

 滝川さんは、元「マリ・クレール」編集長の生駒芳子さんを相手にトークを繰り広げた。初のエッセー集に「最初はエッセーなんておこがましいなと思っていたんですが、30代で自分が何を考え、感じているかを書けるのは今しかないと思った」と心境を明かし、女性客100人の前で「不安があったりして、自分を枠にはめてしまうところがあると思うんですけど、私はフランスに(目を向けて)ちょっと視野を広げられた。女性たちが自由で、女性たちが明るく、前へ前へ勇気を持って自分なりの表現をすることで、社会はよくなっていくと思う。女性らしさを失わずに、一歩前へ踏み出して」とエールを送った。(毎日新聞デジタル)

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