タレントの千秋さん(39)が26日、米映画「キッズ・オールライト」(リサ・チョロデンコ監督)のトークイベントに出席した。元夫でお笑いコンビ「ココリコ」の遠藤章造さん(39)がテレビ番組で恋人の存在を認めたことについて、千秋さんは「元パパにも春が来たみたいで」と自ら切り出し、「知っていた。聞いたときもおめでとうって思いました。元パパの至らないところをフォローしてくれて、パパとの関係を認めてくれたら問題ない。娘にとっていいパパであればご自由に」と祝福しながら、「(復縁は)立ち消えました。でも60代、70代になったら(あるかも)。今の人に捨てられちゃうかもしれないし」と語っていた。
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「キッズ・オールライト」は、異母姉弟とその母親2人のカップルで構成された家族の亀裂、崩壊、再生を描いた。自分の母親ニック、異母姉弟のレイザー、レイザーの母親ジュールスと共に、仲良く愛情に満ちた生活を送るジョニ。しかし大学進学のための1人暮らしをきっかけに、まだ会ったことのない血のつながった父親に興味を持ち、レイザーと共にこっそりと会いに行くことにする。独身生活を謳歌(おうか)する父親ポールに、2人は親しみを感じるが、母親2人にポールのことが発覚し、家族に異変が起きる……という物語。第68回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門で作品賞と主演女優賞を受賞し、本年度のアカデミー賞4部門にノミネートされている。
トークで、母親が2人いる設定の映画について千秋さんは「自分が親になって思うのは愛情をくれる大人がいれば、血がつながっていないとかは関係ない。大事なのは思い出だと思うので(劇中の家族のあり方も)ありだと思う」とコメント。「子供とはなるべく友達みたいに対等にしゃべっている」「ケンカをしたらその日のうちに仲直りする」「仲直りするときは握手を3回する」など子育てや、子供との関係性についてトークを繰り広げた。千秋さんは「娘は『一生ママと一緒に住む。結婚したらママがついてくる』と言っている。それを信じています」と目尻を下げていた。
遠藤さんは、22日発売の写真週刊誌「フライデー」で千秋さんと離婚以来、初めて女性との交際を報じられ、25日にレギュラー出演する情報番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)で交際を認めていた。イベントの会見で、千秋さんは、遠藤さんと娘は週に1回会っているといい、送り迎えをしてくれるときには千秋さんの家の玄関までしか入れず、「(子供との)お別れの抱擁が長い。10分以上いたりする」と明かし、千秋さんと遠藤さんの抱擁は?と聞かれると「ないです。気持ち悪い」と笑顔で切り捨てたが、東日本大震災の際には「最初に娘を心配してくれたのはパパだった。娘を最初に心配してくれる男の人なので大事な存在かなと思いました」と振り返った。また娘には遠藤さんの恋人の存在を話していないといい、「ちゃんと父親として行動してと言ってます。(そうでなければ)電話で30分お説教」とコメント。「理想は遠藤君と遠藤君の彼女と、私と私の彼氏と(娘の)運動会に行くこと」と笑顔を見せていた。
映画は29日から全国ロードショー。(毎日新聞デジタル)
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