ドラマ視聴率:初回は「JIN」が20%超えでぶっちぎりトップ 「遺留捜査」と月9が続く

「JIN−仁−」で主演している大沢たかおさん
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「JIN−仁−」で主演している大沢たかおさん

 民放の11年4月期のドラマがほぼスタートした。27日までの初回平均視聴率は、大沢たかおさん主演のSF医療時代劇の続編「JIN−仁−」(TBS系毎週日曜午後9時)が23.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でトップ。上川隆也さん主演の刑事ドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系毎週水曜午後9時)が17.0%、人気グループ「SMAP」の香取慎吾さん主演の“月9”ドラマ「幸せになろうよ」(フジテレビ系毎週月曜午後9時)が16.4%と続き、「JIN」が頭一つ抜け出している。天海祐希さん主演の刑事ドラマの続編「BOSS」(フジテレビ系毎週水曜午後10時)は16.3%で4位発進だった。

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 「JIN」は、村上もとかさんのSF医療マンガが原作。大沢さんが演じる大学病院の脳外科医だった南方仁が、幕末の江戸時代にタイムスリップしてしまい、満足な医療器具や薬もない状態で人々の命を救う中、坂本龍馬ら幕末の英雄と知り合って歴史の渦の中に巻き込まれていく……というストーリー。続編は、多くの謎を残したまま終了したため賛否両論を巻き起こした前作のその後が描かれている。

 今期は、09年の放送で20%を超す最高視聴率を記録した「JIN」と「BOSS」の“続編対決”が、放送前から視聴者の興味を集めていた。第2回の放送は「JIN」が18.4%で首位を守り、「BOSS」は15.5%で2位に浮上、「遺留捜査」も14%と高視聴率をキープした。「遺留捜査」は、前期にあたる11年1月期に、水谷豊さん主演の人気シリーズ「相棒 シーズン9」(テレビ朝日系)が期間平均視聴率20.3%(元日スペシャル含む)という高視聴率を記録しており、同じ枠で刑事ドラマが続いたため継続して視聴していると推測される。初回視聴率5位は相武紗季さん主演のラブコメディー「リバウンド」(日本テレビ系水曜午後10時)で14.3%を獲得した。

 ほかに人気作の続編として放送された、吉瀬美智子さんが熱血教師役で主演する「ハガネの女Season2」(テレビ朝日系毎週水曜9時)は初回平均視聴率9.3%、佐々木蔵之介さんが主演する刑事ドラマシリーズの第4弾「ハンチョウ~神南署安積班」(TBS系毎週月曜午後8時)が同13%だった。

 またフジテレビが10年10月期から日曜午後9時に新たに新設したドラマ枠「ドラマチック・サンデー」は、阿部サダヲさんと人気子役の芦田愛菜ちゃんがダブル主演する「マルモのおきて」が24日放送され、11.6%で同枠の初回で最高の視聴率を獲得した。杏さんの連ドラ初主演作「名前をなくした女神」(フジテレビ系毎週火曜午後9時)は初回に比べて2回目は視聴率が落ちることが多い中、数字を伸ばした。(毎日新聞デジタル)

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