女優の水川あさみさん(27)が14日、新宿バルト9(東京都新宿区)で行われた映画「大木家のたのしい旅行 新婚地獄篇(へん)」(本田隆一監督)の初日舞台あいさつに登場。撮影中、共演の樹木希林さん(68)の演技に圧倒されたという水川さんは、「声のボリュームも大きく、迫力がすごかった。“勝手に3D”みたいな(笑い)。勉強になりました」と絶妙な例えで、会場を沸かせていた。
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また、一緒に登場した主演の竹野内豊さん(40)も、樹木さんと片桐はいりさんの2ショットのシーンで、「あの2人を一緒に見られるなんて、『うわー、ぜいたくだな』と。特に希林さんは(演技中)何やってくるかわからないんですよ。本当におかしかった。ひざをつねって我慢してました」と、撮影中の苦労?を明かした。
映画は、野間文芸新人賞、三島由紀夫賞、ギャラクシー賞、岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・前田司郎さんの小説を初映画化。信義(竹野内さん)と咲(水川さん)は、新婚夫婦でありながら既に倦怠(けんたい)期というカップル。2人は新居に引っ越しをしたものの、取るに足りないことでのけんかが絶えない。そんなときに近所のスーパーの怪しげな占師(樹木さん)に勧められ、2人は1泊2日の新婚“地獄”旅行に行く羽目になる。“地獄”で出会う奇妙な人々や、2人を迎える不思議な出来事など奇想天外な旅路の果てに、2人は愛と情熱を取り戻せるか……というストーリー。
水川さんは公開初日を迎え、会場を見回して「満員ですごく美しい光景です。この日のために撮影を頑張ってきたんだなと、心に響きました」と感激した様子で、竹野内さんは、「(映画)僕はよかったと思ってますが、どうでしたか?」と客席にマイクを向け、会場を盛り上げていた。舞台あいさつには、本田監督も登場した。映画は14日から全国で公開中。(毎日新聞デジタル)
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