観月ありさ:初の悪女役「どうなることか」 柴門ふみ「華和家の四姉妹」TBSでドラマ化

「華和家の四姉妹」で主演する観月ありささん
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「華和家の四姉妹」で主演する観月ありささん

 女優で歌手の観月ありささん(34)が、7月期のTBS系日曜劇場「華和家の四姉妹」で、主演を務めることが31日、明らかになった。観月さん演じる四姉妹の次女・竹美は、結婚と離婚を繰り返す3人の子持ちで“男ゴロシ”の異名を持つ役柄。観月さんにとって初の“悪女”役となる。観月さんは「華和家姉妹の中で一番セクシー路線で、一番モテモテな竹美役を演じさせていただきます。初めての役柄にどうなることか不安もありますが(笑い)、竹美の強そうに見えるけど純粋な部分をうまく出せていければと思っています!」と意気込みを語っている。

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 同ドラマは「東京ラブストーリー」や「あすなろ白書」で知られる柴門ふみさんが「週刊モーニング」(講談社)に05~08年に連載したマンガが原作。コミックスは全5巻が発刊されている。モテ男のパパと一途に愛を貫くママから生まれた華和家の四姉妹は、そろって男運がない。中でも次女は、自分に正直に生きるがゆえに、いつも周囲から浮いてしまい、「恋多き魔性の女」「問題児」「悪魔」と呼ばれ、いつもトラブルを巻き起こす。そんな華和家の四姉妹を中心に、結婚や恋愛という永遠のテーマについて、女性たちが幸せや自分自身の生き方をつかむまでの成長を描くヒューマンドラマ。

 ファッション誌の編集長を務めるキャリアウーマンという、“無敵”の華和家・長女、藤子役を吉瀬美智子さん(36)、ウィッグメーカー勤務の会社員で、周りに流されやすいお嫁さんタイプという“自分探し”中の三女、桜子役を貫地谷しほりさん(25)、芸術大学演劇科2年で恋愛経験ゼロという“超オクテ”の四女、うめ役を川島海荷さん(17)が演じる。また、フリーの“イケメン”カメラマンで桜子のフィアンセでありながら、竹美に恋心を抱き、藤子とも怪しい関係になる四姉妹にとって“魔性の男”の益子正三郎役を男性アイドルグループ「NEWS」の加藤成亮さん(23)が演じる。このほか、女たらしで仕事をコロコロ変える四姉妹のパパ・大悟役を遠藤憲一さんが、娘たちよりパパを優先する四姉妹のママ・幸子役を宮崎美子さんが演じる。

 芸能生活30周年となる観月さんにふさわしいドラマを考えていたという植田博樹プロデューサーは、当初は長女役に観月さんをと想定していたが、作家やディレクターほか主要女性スタッフ6人の一致した意見で次女役に決定したと明かし、「ご本人にお会いして『その手もありか』と思った。観月さん自身も次女役にびっくりされていたが、一番やりたい役だと快諾してくれました」と話した。原作者の柴門さんからは「女性には毒があって、それがすごく魅力的なんで、男目線で毒を取り除くのだけはやめてください」と忠告を受けたといい、植田プロデューサーは「現場では女性が主導権を握っています。(前クールの)『JIN』がすごく男くさい骨太なドラマなら、こちらは女くさいドラマ。『したたかにしなやかに』をコンセプトに作っていきたい」と意気込みを語っている。ドラマは、7月から毎週日曜午後9時の「日曜劇場」の枠で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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