東宝は11日、東京・新宿の歌舞伎町にある新宿コマ劇場・新宿東宝会館跡地についてホテルと大型シネマコンプレックス(シネコン)の複合ビル「新宿東宝ビル」を建設すると発表した。都内で行った会見で中川敬・専務が明らかにした。複合ビルは、地下1階、地上31階建てで、15年春の完工・オープン予定。
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計画によると、複合ビルは、3~6階がシネコン「TOHOシネマズ新宿(仮称)」で、12スクリーン、約2500席を建設し、同社の子会社TOHOシネマズが運営。9階~31階がホテル「新宿東宝ビル ワシントンホテル(仮称)」で約1030室を藤田観光が運営する。
シネコンは、全スクリーンデジタルシネマ対応で、米ハリウッドの大作、日本映画、アート作品、アジア映画などを提供し、コンサートや演劇、スポーツなどの生中継上映にも取り組むという。映画館にした理由について中川専務は新宿地区の興行マーケットが回復してきたことと、歌舞伎町地区の変化を挙げ、「現在、新宿地区の(自社の)二つのシネコンでは座席数が足りない。まだ集客が伸びる可能性があり、新しくシネコンを建設しても既存の二つのシネコンと共存できる。変わろうとしている歌舞伎町の活性化に貢献する」とコメント。オープン予定の15年の新宿・歌舞伎町の姿について「より健全化されるのではないか」と期待を寄せている。
ホテルは、シングル855室、ツイン175室の予定。会見に同席した藤田観光の八丁地園子・常務は「大変なビジネスチャンス。ビジネス、観光、レジャーのお客様すべてを想定している。ここでしかできないサービスを提供できれば」とコメント。映画や生中継上映などとセットになった宿泊プランや、鉄道ファンやアニメファンを想定した部屋「キャラクタールーム」などを予定しているといい、「(キャラクタールームが)東宝に通い込んだ理由」と明かした。(毎日新聞デジタル)
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