製作総指揮にスティーブン・スピルバーグさん、マイケル・ベイ監督の大ヒットシリーズ第3弾にして最終章となる「トランスフォーマー ダークサイド・ムーン」が29日から公開される。
ウナギノボリ
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アポロ11号が月面着陸に成功した1969年。人類の大きな飛躍に沸き立つ地球人とは別に、実は月の裏側ではアームストロング船長らがとんでもないものを見つけていた。それから40年以上がたった現代のワシントン。社会人となったサムの周囲では、オフィス機器に姿を変えていた金属生命体トランスフォーマーたちが、着々と地球侵略のための計画を進めていた……。おなじみのオプティマスプライムを筆頭に、前作以上に数多くのトランスフォーマーたちが登場する。ストーリーはめまぐるしく変転し、ついていくのがやっとだが、その一方で、40年前の米ソ宇宙開発競争にまつわる秘話には、フィクションと分かっていても感心させられる。
主人公サム・ウィトウィッキーを演じるのは、これまで通りシャイア・ラブーフさん。ヒロインは、前作までのミーガン・フォックスさんに代わり、英国出身のトップモデルで、今作がメジャー映画デビュー作となるロージー・ハンティントン=ホワイトリーさんが務める。他に、ジョシュ・デュアメルさん、タイリース・ギブソンさん、ジョン・タトゥーロさんらレギュラー陣に加え、ジョン・マルコヴィッチさんやパトリック・デンプシーさん、フランシス・マクドーマンドさんが新メンバーとして参加している。
軍の落下傘部隊の降下映像にクラクラし、トランスフォーマーたちの勇壮な立ち姿に見とれ、高層ビルをのみ込む“大蛇”に圧倒される。いつも、「新たな映像体験」をうたい、大金をかけた分だけ観客の度胆を抜く方法と喜ばせるコツを心得ているベイ監督だが、今回は3Dという最先端技術を得たことで、自らの限界を超え、本当に新たな段階に突入したと思わせる。圧巻のビジュルアルは、大きなスクリーンで、できれば3Dで堪能してほしい。29日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。3D同時上映。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
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