注目ドラマ紹介:「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」 メイサ&多部がW主演で対照的なヒロインに

「ジウ~警視庁特殊犯捜査係~」の制作発表会見に登場した黒木メイサさん(左)と多部未華子さん
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「ジウ~警視庁特殊犯捜査係~」の制作発表会見に登場した黒木メイサさん(左)と多部未華子さん

 黒木メイサさん、多部未華子さんがダブル主演するドラマ「ジウ 警視庁特殊犯捜査係」(テレビ朝日系)が29日からスタートする。「武士道シックスティーン」「ストロベリーナイト」などで知られる人気作家・誉田哲也さんによる警察小説シリーズをドラマ化。黒木さん演じる“肉体派”の伊崎基子と、多部さん演じる“知性”を武器にする門倉美咲という、“黒と白”というほど対照的なヒロイン2人が、衝突を繰り返しながらも、謎の殺人者・ジウを追い詰めていくスリルとサスペンスの要素に満ちた警察ドラマだ。

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 原作は累計発行部数76万部を超え「新たな警察小説の誕生」として反響を呼び、多数の映像化のオファーがあったという誉田さんの警察小説。ドラマのヒロインは、誘拐や立てこもりなど、現在進行形の犯罪の捜査をする「警視庁特殊犯捜査係(SIT)」の突入班に所属する基子(黒木さん)とSIT交渉班所属の美咲(多部さん)という2人の刑事。格闘技を身につけ、相手をたたきのめすことが生きがいという基子は、戦闘意欲が旺盛で、暗い過去のトラウマから恋愛には興味がなく、美咲のような女が大嫌い。一方の美咲は、時には犯人に同情して涙さえ流してしまうこともあり、刑事にはふさわしくないほど心優しく、涙もろい性格で、拒絶されても基子のことを理解しようとしている。

 ドラマは、そんな“肉体”と”知性”を武器とする2人の対照的な若き女性警察官が、衝突を繰り返しながらも、警察史上に残る連続犯罪事件の首謀者・ジウを追い詰めていくスリリングなストーリー。作品タイトルにもなっている謎の美しき殺人者・ジウ役には、韓国の男性グループ「INFINITE(インフィニット)」のL(エル)さんを起用。物語が進むにつれ、ジウの悲しい生い立ちも徐々に明らかになっていき、ドラマのラストでは、原作と異なる衝撃の事実が用意されているという。基子の周辺に出没する謎の男・雨宮崇史を城田優さん、警視庁捜査1課の刑事・東弘樹を北村有起哉さんが演じるほか、岸本加世子さん(友情出演)、伊武雅刀さんらも出演する。

 29日放送の初回は、男児の営利誘拐事件から始まる。東刑事(北村さん)は、男児の母・田辺春子(堀内敬子さん)の身代金受け渡し現場にいたが、一瞬目を離したすきに、身代金が入ったバッグを犯人に奪われてしまう。誘拐された男児は無事保護されるが、東は犯人を取り逃がした責任を痛感。さらに、その現場で、東は謎の金髪の少年を目撃していた……。そして、事件後のある日、警視庁管内で人質立てこもり事件が発生。特殊犯捜査第2係の基子(黒木さん)と美咲(多部さん)も現場に急行する。建物内で女性にナイフを突きつけて籠城(ろうじょう)する犯人に対し、SITの係長・麻井憲介(伊武さん)らが食事を差し入れることを承諾させる。緊迫した状況の中、犯人の要求に従い、その任を負わされた美咲は単独で建物の中へ足を踏み入れ……という物語。

 主題歌には、レディー・ガガさんの「The Edge Of Glory(ジ・エッジ・オブ・グローリー)」を起用。29日から毎週金曜午後11時15分~深夜0時15分の「金曜ナイトドラマ」枠で放送予定。(毎日新聞デジタル)

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