アントキノイノチ:モントリオール世界映画祭に出品決定

映画「アントキノイノチ」の1シーン(c)2011「アントキノイノチ」製作委員会
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映画「アントキノイノチ」の1シーン(c)2011「アントキノイノチ」製作委員会

 俳優の岡田将生さんと女優の榮倉奈々さんがダブル主演する映画「アントキノイノチ」(11月19日公開、瀬々敬久監督)が8月18日に開幕するカナダ・モントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門に出品されることが正式に決定した。岡田さんは「素直にうれしいの一言につきます。うれしいです!」、榮倉さんは「海外の映画祭に出品されるなんて、夢を見ているようです。携わった皆の愛が吹き込まれたこの映画をよりたくさんの方に見てもらえること、うれしく思います」と喜びのコメントを寄せている。

 モントリオール世界映画祭は77年に始まり、毎年8月末~9月初頭に開催されているトロント国際映画祭と並ぶ北米最大規模の映画祭。最近では、オスカーを受賞した08年の「おくりびと」(滝田洋二郎監督)が最高賞のグランプリを受賞し、09年に「ヴィヨンの妻~桜桃とタンポポ~」で根岸吉太郎監督が監督賞を受賞、10年には「悪人」=李相日(リ・サンイル)監督=で女優の深津絵里さんが最優秀女優賞を獲得したことで話題になった。このほか、99年に「鉄道員」(降旗康男監督)で高倉健さんが主演男優賞、08年に「誰も守ってくれない」で監督も務めた君塚良一さんが脚本賞を受賞している。

 正式出品に際し、瀬々監督は「今の日本の現実の中で『生きること』とは何なのかと考えながら作った映画なので、まず最初は日本の観客の皆さんに見ていただくことが一番だと思っていましたが、こういう機会をいただいたからには、この映画を通して世界の人たちと思いを共有できることを願っています」とメッセージを寄せている。また、モントリオール世界映画祭代表セルジュ・ロジークさんも「心を失ってしまった2人が死に接することによって生きることの幸せとはかなさに気付く物語です。主演2人の演技は完璧の一言につきます」と映画を絶賛しており、昨年に続く受賞への期待が高まっている。

 映画は、歌手のさだまさしさんの同名小説が原作。高校生のときにある事件がきっかけで心を閉ざしてしまった永島杏平(岡田さん)が「遺品整理業」という仕事を通して久保田ゆき(榮倉さん)と出会い、失われた命や残されたモノに触れることで、生きる勇気を少しずつ取り戻していく姿を描く。映画「ヘヴンズストーリー」で第61回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞と最優秀アジア映画賞の2冠を獲得した瀬々監督がメガホンをとり、映画「余命1ヶ月の花嫁」「Life天国で君に逢えたら」の製作チームが参加する。主題歌は4人組ボーカルユニット「GReeeeN」が今秋発売する新曲「恋文~ラブレター~」。 (毎日新聞デジタル)

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