斎藤工:映画とクラシックの魅力を語る スマホアプリとWOWOWのコラボイベント 

イベント「映画はクラシックだ!」に登場した斎藤工さん
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イベント「映画はクラシックだ!」に登場した斎藤工さん

 映画で流れるクラシック音楽を楽しむスマートフォンアプリ「映画はクラシックだ!」とWOWOWのコラボレーションイベントが2日、ヤマハホール(東京都中央区)で開催され、WOWOWの映画情報番組「シネマNAVI」に出演中の俳優の斎藤工さんと映画評論家の中井圭さんらが登場した。イベントでは、ピアニストの塩入俊哉さんとバイオリニストの奥村愛さんが、WOWOWの8月の映画特集「映画と出会う200時間」で放送する映画「のだめカンタービレ最終楽章」で使用されているヴィヴァルディの「四季」などを演奏。斎藤さんは、「圧倒的ですね」と絶賛し、イベントに招待された250人の観客と一緒に演奏に聴き入っていた。

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 イベントでは、塩入さんと奥村さんが、「四季」以外にも映画「トワイライト~初恋~」で使用されたドビュッシーの「月の光」や映画「エスタ−」のチャイコフスキー「四季より 8月“収穫”」なども演奏し、ステージに設置されたスクリーンには各映画のシーンが映し出された。演奏終了後、斎藤さんと中井さんが登場。斎藤さんは「クラシックの知識はあまりない」と話しつつも、「映画『エスタ−』は音に特徴があって、作品の中でクラシックが生きている」などとイベントでピックアップした映画についての知識を披露した。

 斎藤さんは「『のだめ』は、ギャグシーンでもクラシックを多用していたりするので、クラシック入門編にいいですね」とお薦めの作品も紹介。また、「小2のときにバイオリンを習っていた。ただ、先生の手からゆで卵のにおいがして、ミスをするたびに先生の手が顔に近づいてきて……。挫折しました。続けていたら、ここに立っていなかったかも」と意外な過去を告白し、会場を沸かせた。

 スマートフォンアプリ「映画はクラシックだ!」は、「あのシーンで流れたクラシック」「オススメの映画クラシック」などのカテゴリーと作品を選択すると、映画で使用されたクラシック音楽を楽しめる。iPhone版、Android版が配信されており、ともに無料。WOWOWの特集 「映画と出会う200時間」は5~22日に放送。映画情報番組「シネマNAVI」は毎週月曜ほかで無料放送。(毎日新聞デジタル)

 ◇プログラム

 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」(15日午前11時半に放送)/ヴィエルヌ「ウェストミンスターの鐘(24の幻想的小品集Op.54−6)」

 映画「ベスト・キッド2010年度版」(13日午後0時5分に放送)/ショパン「ノクターン 第20番 嬰ハ短調『遺作』」

 映画「トワイライト~初恋~」(13日午後2時半に放送)/ドビュッシー「月の光(ベルガマスク組曲 第3曲)」

 映画「エスタ−」(10日深夜2時15分に放送)/チャイコフスキー「『四季』より8月“収穫”(12の性格的描写Op.37bis−8)」

 映画「告白」(29日深夜0時に放送)/J.S.バッハ「アリオーソ(チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調BWV.1056より第2楽章)」、ヘンデル「オンブラ・マイ・フ(歌劇『セルセ』第1幕より)」

 映画「セント・エルモス・ファイヤー」(10日午前7時に放送)/ヴィヴァルディ「四季(バイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8より) 春 第1楽章 アレグロ」

 映画「息もできない」(30日午後10時50分に放送)/ヴィヴァルディ「四季(バイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8より)冬 第1楽章 アレグロ・ノン・モルト」

 映画「のだめカンタービレ最終楽章」(前編:7日午後1時45分に放送、後編:7日午後3時50分に放送)/ヴィヴァルディ「四季(バイオリン協奏曲集『和声と創意の試み』Op.8より) 冬 第2楽章 ラルゴ」「同 夏 第3楽章 アレグロ」、ショパン「ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11より第1楽章」、マスカーニ「歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より“間奏曲”」、モーツァルト「2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448(375a)より第1楽章」、サラサーテ「ツィゴイネルワイゼン Op.20」、ガーシュウイン「ラプソディ・イン・ブルー」

 <アンコール> パガニーニ「カプリース」

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