東レPPOテニス:シャラポワ、ウォズニアッキなどトップ10から9人出場決定

「東レ パンパシフィック・テニス2011」記者発表会に登場した(左から)杉山愛さん、魔裟斗さん
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「東レ パンパシフィック・テニス2011」記者発表会に登場した(左から)杉山愛さん、魔裟斗さん

 TBSで放送される日本最大の国際女子プロテニス大会「東レ パンパシフィック・テニス2011」の本戦出場選手43人が決定し、19日、同局で記者発表会が開かれた。同大会のドリームアンバサダーを務める元プロテニス選手の杉山愛さんは、世界ランキングのトップ10から9人がエントリーした今大会について、「東日本大震災の後、日本で大会となると、世界の選手も不安があったと思うが、これだけの選手が勢ぞろいしてくれた」とエントリーした世界の選手に感謝し、「面白い試合がたくさん見られると思います」と力を込めて同大会をPRした。

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 今回で第28回となる同大会は、女子テニス協会(WTA)ツアー大会のひとつで、大会ランクは09年からツアー上位ランクの「プレミア」ランクのうち、さらに3段階に分けたランクの中間に位置する国内唯一の「プレミア5」。賞金総額は205万USドル、本戦56ドローのビッグトーナメントとして9月23日~10月1日までの日程で、東京都江東区の有明コロシアムや有明テニスの公園コートで開催される。

 国内からクルム伊達公子選手と森田あゆみ選手が参戦するほか、世界からは、肩の故障を克服しウィンブルドンで準優勝したロシアのマリア・シャラポワ選手や世界ランキング1位で10年の同大会で優勝したデンマークのキャロライン・ウォズニアッキ選手など、注目選手が勢ぞろい。クルム伊達選手は、ダブルスにも中国のシュウアイ・ジャン選手とのペアで、ワイルドカードで登場することが発表された。クルム伊達選手はビデオレターで「1年の自分の成長ぶりを日本のファンの前で、東京でできるこの大会を楽しみにしています。その中で結果がついてくれば最高ではあると思うんですけれど」と笑顔で意気込みを語った。

 発表会には、同局のスポーツニュース番組「S☆1」のメーンキャスターを務める元格闘家の魔裟斗さんも登場。5月にチャリティーファイトイベントで、引退から1年半ぶりにリングに立った魔裟斗さんは注目選手にクルム伊達選手を挙げ、「僕は1年半やらなかっただけでも違ったのに、(引退から)12年のブランクからの復活ってすごくないですか? 鉄人って感じです」と感心し、杉山さんも「持ち味のライジングショットは誰にもまねできない。才能がある選手だなと思います」とうなずいた。また杉山さんは注目選手にウィンブルドンで優勝したチェコのペトラ・クビトバ選手を挙げ「今回試合が見られるのがうれしい。左利きの選手で現役の時に対戦したことがあるが、ボールが重い。クオリティーが高くて実力のある選手なのでみてほしい」と熱く語っていた。

 同大会の予選は9月23、24日の2日間、本戦は9月25~10月1日に行われる。9月30日の準決勝は同局の関東ローカルで深夜に放送、10月1日の決勝は同局系列全国28局ネットで午後3時半から放送予定。(毎日新聞デジタル)

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