神様のカルテ:櫻井翔効果? 文庫版が首位返り咲き 「謎解きはディナー~」も再浮上 オリコン

小説「神様のカルテ」(左)と「謎解きはディナーのあとで」の表紙
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小説「神様のカルテ」(左)と「謎解きはディナーのあとで」の表紙

 25日発表されたオリコン週間本ランキング(29日付)によると、27日から映画が公開される「神様のカルテ」が約5万3000部を売り、「文庫部門」で前週5位から6週ぶりの首位に返り咲いた。また、10月からのドラマ放送が決まった「謎解きはディナーのあとで」も約2万5000部を売り、「BOOK(総合)部門」で前週14位から7位に上昇し、9週ぶりのトップ10入りを果たした。どちらの映像作品も人気グループ「嵐」の櫻井翔さんが主演を務めており、原作も注目を集めたとみられる。

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 「神様のカルテ」は、夏川草介さんの小説。長野県松本市を舞台に、困難な地方医療の現状に立ち向かう若手医師の成長と、山岳写真家の妻、友人ら周囲の人々と織りなす姿を描いた人間ドラマ。文庫版だけで累計52万部(単行本は約47万部)を販売している。櫻井さんと女優の宮崎あおいさん主演で27日から公開される。

 「謎解きはディナーのあとで」は、東川篤哉さんの小説。事件の謎が解明できない令嬢刑事の麗子に、有能な執事・影山が「失礼ながらお嬢様の目は節穴でございますか」などと暴言を浴びせながら、事件を解決していくミステリー。他の書籍とは一線を画したライトノベル風の装丁でも注目を集め、約138万部を販売するヒット作となり、11年の本屋大賞を受賞した。10月からフジテレビ系でドラマが放送予定で、櫻井さんが執事の影山、令嬢の麗子を女優の北川景子さんが演じる。(毎日新聞デジタル)

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