「アバター」を監督したジェームズ・キャメロンさんが製作総指揮を務めた映画「サンクタム」(アリスター・グリアソン監督)が16日に公開された。サンクタムとは「神聖な場所」の意味で、未踏の地とされる洞窟(どうくつ)を調査するため、パプアニューギニアの密林地帯を訪れた探検隊が、洞窟内の調査中、地上で巨大なサクロンが発生し、すさまじい鉄砲水によって出口をふさがれてしまう。彼らの決死の脱出劇を3D映像でとらえたアドベンチャー・ムービーだ。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
今作の脚本を書き、プロデューサーを務めたアンドリュー・ワイトさんは、03年の3Dカメラによる映画「ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密」でプロデューサーを務めて以来、キャメロンさんとの関係が続いている。ワイトさんは水中探検家で、彼が洞窟に閉じ込められた経験が今作のアイデアになっているという。当時の体験をキャメロンさんに映画化したいと持ちかけた。キャメロンさんからメガホンを託されたグリアソン監督は、これまでオーストラリアで活動し、長編2作目の今作でハリウッドデビューを果たした。
閉塞的な空間が舞台のため、探検隊を三つのチームに分け、見せ場を分散させることで観客を飽きさせない工夫がなされている。だが、それがむしろバラけた印象を与え、ストーリーもいま一つ盛り上がりに欠ける。キャメロンさんがかかわったということで期待が大きいだけに、無難な仕上がりに少々落胆する。ただ、日ごろからスキューバダイビングなどにいそしんでいる人には、それなりの臨場感が味わえ、楽しめるかも。ダイバー探検隊のリーダー役で「M:I−2」「ムーラン・ルージュ」などのリチャード・ロクスバーグさんが出演し、「ファンタスティック・フォー 超能力ユニット」などのヨアン・グリフィズさんらも出演。16日からTOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)ほか全国で公開。(りんたいこ/毎日新聞デジタル)
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の大ヒット御礼舞台あいさつが12月23日、東京都内で開かれた。イベントでは…
東宝の2025年の配給作品ラインアップ発表会が12月23日、TOHOシネマズ 日比谷(東京都千代田区)で行われ、2024年の興業収入などが発表された。市川南取締役専務執行役員は、…
2012年から7シリーズにわたって放送されたテレビ朝日系の人気ドラマの完結作となる映画「劇場版ドクターX」(田村直己監督)のクランクアップ写真が公開された。主演の米倉涼子さんをは…
俳優の米倉涼子さんが12月22日、東京都内で行われた主演映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督)の“舞台あいさつFINAL”に登場。イベント終盤にあいさつを求められた…
花沢健吾さんのマンガが原作の映画「アンダーニンジャ」(福田雄一監督、2025年1月24日公開)の新キャストが発表された。津田健次郎さんが、謎の存在「アンダーニンジャ(UN)」の声…