01年製作の第1作から着実にファンを増やしてきた「ワイルド・スピード」シリーズ。通算5作目となる最新作「ワイルド・スピードMEGA MAX」(ジャスティン・リン監督)が10月1日から公開される。
ウナギノボリ
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前作「MAX」で懲役刑を受けた強盗団のリーダー、ドミニクを、元FBI捜査官のブライアンと、彼の恋人でドミニクの妹ミアが脱走させる場面から始まる。脱走にまんまと成功し、その足でブラジルのリオに向かった3人は、リオの裏社会を牛耳る実業家レイエスの汚れたカネ1億ドルをせしめることを計画。かつての仲間たちが集められ、総勢9人で“最後の大勝負”にうって出る。
冒頭約15分に及ぶドミニクの脱走シーンや、その後、リオに潜伏した彼らが手を染めることになる列車強盗、さらに実業家レイエスの1億ドル強奪計画にいたるまで、一瞬たりとも気が抜けないテンポのよさで物語は進んでいく。また、ブライアンとドミニクたちが相手にするのが、レイエスだけではないのも今作の面白さ。ドミニクを追って米国からやって来るFBI特別捜査官ホブスが加わり、彼とドミニク&ブライアン・チーム、そしてレイエス一派の三つどもえの戦いが後半の見どころだ。
ドミニク役のヴィン・ディーゼルさんやブライアン役のポール・ウォーカーさん、ミア役のジョーダナ・ブリュースターさんといったレギュラー陣はもとより、第2作「X2」以来の出演となるタイリース・ギブソンさんやクリス・“リュダクリス”・ブリッジスさんといった懐かしの顔ぶれが集う。また、“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンさんがホブス役で出演し、ディーゼルさんに劣らない筋骨隆々の肉体で悪人をぶちのめしていく姿には、“敵”ながらほれぼれする。1作目から10年がたち、大人になったドミニクたち。メンバーそれぞれの若き日の映像が最後に流れるのも、ファン心をくすぐる。10月1日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)
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