阿川佐和子:初収録前夜は「うなされた」? 冠トーク番組「サワコの朝」10月スタート

新番組「サワコの朝」の収録後、取材に応じた阿川佐和子さん=MBS提供
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新番組「サワコの朝」の収録後、取材に応じた阿川佐和子さん=MBS提供

 タレントでエッセイストの阿川佐和子さんが各界のユニークな人々をゲストに迎えて対談するトーク番組「サワコの朝」が、10月1日からMBS・TBS系で放送されることになり、初収録を終えた阿川さんが取材に応じた。93年春から担当している週刊誌の対談が、今年で19年目だという阿川さんは「『インタビューは得意だろう』と言われることがあるのですが、そんなことはないです……相手は“生もの”ですから……」といい、「昨日の夜は緊張して、寝ながら(3回目ゲストの)木村多江さんの夢を見ちゃったりして……朝起きたら終わった気になっていました(笑い)」と緊張具合を明かした。

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 番組は、インタビューの名手である阿川さんとゲストが1対1で話す対談形式で進行する。ゲストの思い出に残る曲を聞きながら、転機や成功をつかむ原動力となった事柄を、阿川さんならではの親しみやすく、ときにするどくツッコむ自在な話術で聞き出していく。

 第1回のゲスト・松本幸四郎さんと、第3回の木村さんとの収録を終えた阿川さんは、95年に週刊誌でインタビューしているという松本さんとの対談について「初対面ではないからなおさら、なあなあにならないようにどうするかという緊張感がありました」と振り返った。久々に会った松本さんについては「幸四郎さんは、サービス精神が旺盛なんですよ。(息子の)染五郎さんや(娘の)松たか子さんがご活躍されて、おじいちゃまになっても、まだまだオーラとエネルギーがおありになる。(今の松本さんには)まろやかな魅力も感じました」と印象を語った。

 初対面だという木村さんについては「映像(ドラマや映画)に出てくる木村さんではない意外な『え!こんな人なの!?』というのが資料の中からあふれていたから、『いろんな話に広がるかな』と思うけれども、初対面だから怖い。どっちにしろ怖いわけです」と対談の難しさについて語ったが、実際に会うと「(想像していた)それ以上に面白い話をしてくださったので、資料にはない話ができてすごくうれしいですね」と笑顔を見せた。

 収録については、早くも「(木村さんのときに)カメラがあることを途中から意識せずにおしゃべりができたんです。昨日の夜中、うなされたよりはとても楽しく収録ができた気がします」と手応えを感じた様子。「ゲストの魅力とか意外性とか、楽しい話だけではなくて、つらい話もあるかもしれないけれど、いろんな面を映像のインタビューで生かすような番組になればいいなと思ってます」と意気込んだ。

 番組は10月1日からMBS・TBS系全国ネットで毎週土曜午前7時半に放送。第2回に野村克也さん、第4回に堺正章さんがゲストとして登場する。(毎日新聞デジタル)

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