注目ドラマ紹介:「カーネーション」コシノ3姉妹の母の奮闘記 尾野真千子主演 NHK連続テレビ小説

 ファッションデザイナーのコシノ3姉妹の母で、自身もデザイナー草分けとして活躍した小篠綾子(コシノアヤコ)さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「カーネーション」が3日、放送をスタートする。女優の尾野真千子さんがヒロイン糸子を演じ、糸子の波瀾(はらん)万丈の生涯が描かれる。

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 ドラマは、大正2年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれたヒロインの小原糸子(おはら・いとこ)が、父の反対を押し切って女学校を中退し、ミシンの修業を積んで、洋装店を開業。結婚するが、3人目の子供をみごもったとき、夫は出征先で戦死、女手一つで娘3人を育てることになる……という物語。糸子の涙と笑いの子育て奮闘記でもある。映画「ジョゼと虎と魚たち」などの渡辺あやさんが脚本を担当。主題歌は椎名林檎さんが書き下ろした曲「カーネーション」が起用された。

 ヒロイン糸子の同級生・奈津を栗山千明さん、糸子の父を小林薫さん、母を麻生祐未さん、父方の祖母を正司照枝さん、母方の祖父母を宝田明さんと十朱幸代さん、岸和田で髪結い屋を営む玉枝を濱田マリさん、その長男と次男を須賀貴匡さんと尾上寛之さん、電器店を営む木之元を甲本雅裕さん、糸子を職人として雇い入れて最初の師匠となる幸吉をお笑いコンビ「トミーズ」のトミーズ雅さんが演じる。

 第1週「あこがれ」は大正13年、「だんじりの屋根に乗りたい」と夢を抱く呉服屋の長女で、おてんばな11歳の糸子(二宮星ちゃん)が、祖父母の家に出かけた際にドレスと初めて出合ったことをきっかけに、その魅力に夢中になり、ワンピースを手作りする。その3年後、14歳となった糸子(尾野さん)は女学生になり、学校へ向かう……と展開する。尾野さんの初登場は初回、オープニングで星ちゃんが演じる少女時代の糸子とともに歌を歌うシーンで、劇中では第6回、自宅で目覚めるシーンが初登場となる。

 放送は総合テレビで10月3日から毎週月曜~土曜午前8時。(毎日新聞デジタル)

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