美空ひばりさん:生前の直筆文字が歌謡番組のタイトルロゴに

故・美空ひばりさんの直筆文字で構成された「木曜8時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~」のタイトルロゴ=テレビ東京提供 
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故・美空ひばりさんの直筆文字で構成された「木曜8時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~」のタイトルロゴ=テレビ東京提供 

 89年に亡くなった故・美空ひばりさんの直筆文字が、13日からスタートする歌番組「木曜8時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~」(テレビ東京系)のタイトルロゴとして使われることが10日、明らかになった。ひばりさんが生前したためた日記などから文字を探し、CG加工したもので、今年二十三回忌を迎えた昭和歌謡界の“女王”の筆跡がよみがえる。

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 「木曜8時のコンサート~名曲!にっぽんの歌~」は演歌、歌謡曲をメーンとした音楽番組。観客を入れたステージ形式での公開収録となり、同局ではゴールデン・プライムタイムで5年半ぶりの歌番組となる。司会は元NHKで現在はフリーアナウンサーの宮本隆治さんと、同局の松丸友紀アナウンサーが担当。新人の紺野あさ美アナウンサーも松丸アナの代理を務める場合がある。

 ジャンルを超えて尊敬を集める特別な存在となっているひばりさんの直筆で、題字を構成できれば、「本物の歌をきちんと視聴者に届ける」という番組のコンセプトが実現できると考えて企画されたもの。しかし、ひばりさんの自宅に残された2冊の日記を2日がかりで調べたものの、必要な20文字のうち4文字がどうしても発見できなかった。そこで、スタッフが京都・嵐山にある記念館「美空ひばり座」へ赴き、収蔵されているひばりさん直筆の手紙や日記の中から残る4文字を発見。それらをCG加工してタイトルロゴが出来上がった。タイトルロゴは番組のオープニングで登場するほか、ステージもひばりさんの肉声からスタートするという。

 13日の第1回は2時間スペシャルで、北島三郎さん、水前寺清子さん、鳥羽一郎さん、都はるみさん、美川憲一さん、氷川きよしさんらが出演。一周忌を迎える作詞家の故・星野哲郎さんが手がけた楽曲が中心の構成になる。放送は毎週木曜午後7時58分から。なお27日放送の第2回、11月3日放送の第3回(2時間スペシャル)では紺野アナウンサーが登場する。(毎日新聞デジタル) 

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