妻夫木聡:三谷映画にライバル心 なりふり構わず主演作「スマグラー」猛烈アピール

映画「スマグラー」の初日舞台あいさつに登場した妻夫木聡さん
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映画「スマグラー」の初日舞台あいさつに登場した妻夫木聡さん

 俳優の妻夫木聡さんが22日、東京都内の映画館で行われた主演映画「スマグラー おまえの未来を運べ」(石井克人監督)の初日舞台あいさつに登場。妻夫木さんは「アクションも一人一人のキャラも濃い。見終わった後こんなにスカッとする映画はほかにないです。メッセージは特にないです。とにかく映画を楽しんでください」と猛烈にアピールし「来週に“三谷組”の映画があるから頑張らないといけないんですよ」と29日公開の三谷幸喜監督最新作「ステキな金縛り」にライバル心を燃やした。

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 映画は、「闇金ウシジマくん」などで知られる真鍋昌平さんのマンガが原作。主人公は、役者志望だったが挫折し、パチンコやその場しのぎのアルバイトに明け暮れている砧涼介(妻夫木さん)。誘われるままにうまいもうけ話に乗ったところ、逆に多額の借金を背負ってしまい、借金返済のために、日給5万円という高額の運送屋のアルバイトをすることになる。仕事を仕切るジョー(永瀬正敏さん)と、彼をサポートするジジイ(我修院達也さん)とともに初仕事にとりかかった涼介だったが、運んでいたのは死体だった。涼介は、自ら飛び込んだ「運び屋(スマグラー)」の仕事は、たった一度のミスすら命取りになる、死と隣り合わせの世界だったことを知り……というストーリー。越智志帆さんのユニット「Superfly」書き下ろしの新曲「愛をくらえ」が主題歌に、未発表曲の「I My Me Mine Mine」がイメージソングに起用されている。

 「今までで危険だと思った仕事」を質問された妻夫木さんは「いろいろな役をやるからいろいろ要求されるんだけれどそれは言えない。言うと俳優人生が終わるんで」と話し、永瀬さんは「映画の仕事にアジアに行ったときに警官だと思った人がゲリラだった」と淡々と語り、あまりにも深刻な危険ぶりに場内がシーンとなる一幕もあった。

 舞台あいさつには妻夫木さん、永瀬さんのほか満島ひかりさん、松雪泰子さん、安藤政信さん、阿部力さん、我修院さん、石井監督が参加した。(毎日新聞デジタル)

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