松田翔太:映画のバイオレンスシーンに「出ちゃって構わない」と観客女性気遣う

映画「ハードロマンチッカー」の舞台あいさつに登場した松田翔太さん
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映画「ハードロマンチッカー」の舞台あいさつに登場した松田翔太さん

 映画「ハードロマンチッカー」(グ・スーヨン監督)が26日、東京都内の映画館で開催中の「第24回東京国際映画祭(TIFF)」で公式上映され、主演する松田翔太さんらが舞台あいさつに登場した。バイオレンスシーンが多い同作について松田さんは「(会場は)女性の方が多いですね、あまり良くないなと思ったら出ちゃって構わないです。冒頭シーンも楽しめるので」と気遣いながらもやんわりと映画をアピールしていた。

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 映画は、グ監督の同名の小説が原作。山口県下関市を舞台にけんかに明け暮れる無軌道な若者たちの姿を描く。在日韓国人の高校を中退したフリーターのグー(松田さん)は、ある日後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれて……というストーリー。ほかに中村獅童さん、渡部篤郎さん、永山絢斗さん、柄本時生さん、金子ノブアキさん、渡部豪太さん、真木よう子さん、淡路恵子さんらが出演する。主題歌はロックバンド「黒夢」の「13 new ache」。

 松田さんは同映画に参加した理由を「在日韓国人だからというメッセージを強くしたわけでもないし、主人公が持っている考えが反抗というわけではない。ただ単純に暴力的な描写を使った芸術を作ろうと思って参加した」と語った。途中、スペシャルゲストとして主題歌を担当した「黒夢」も舞台あいさつに参加し、清春さんは「初めての映画の主題歌の仕事で、かっこいい映画でよかったです。バイオレンスです」と話し、人時さんも「映画に負けない刺激的な音楽になっています」とアピールした。

 舞台あいさつには松田さん、「黒夢」のほかグ監督、渡部さん、永山さん、遠藤要さんが出席した。映画は11月26日から全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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