椿鬼奴:森三中・黒沢かずこと女子大生50人に恋愛指南?

「女子大生のお悩み相談会」を開催したお笑い芸人の椿鬼奴さん(左)とお笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさん
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「女子大生のお悩み相談会」を開催したお笑い芸人の椿鬼奴さん(左)とお笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさん

 お笑いトリオ「森三中」の黒沢かずこさんとお笑い芸人の椿鬼奴さんが13日、黒沢さんらが出演する映画「クロサワ映画2011 ~笑いにできない恋がある~」(渡辺琢監督)の公開に先がけ、産業能率大学(東京都世田谷区)の学園祭で女子大生の悩みを聞くイベント「女子大生のお悩み相談会」を開催。「自分ばかり(恋人に)サプライズをしていて、彼氏がしてくれません」という女子大生に、椿さんは「無職でパチスロしかしない彼氏と付き合ってたんですけど、自分の方がスロットにのめり込んじゃって。無職の彼に『金貸してくれ』と言ったら彼氏が働き出した」と過去のエピソードを告白し、「相手の下にいくと更生するよ。サプライズなんてやめた方がいい」とアドバイスしていた。

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 映画は、黒沢さん、椿さんをはじめ、お笑いコンビ「オアシズ」の光浦靖子さん、大久保佳代子さんが出演。“笑いは取れても恋にはすべりっぱなし”という女芸人たちの切ない恋心を描いていく。12月23日、黒沢さんら4人は行きつけのバーでクリスマスの存在を恨み、うさ晴らしをしていた。1人で帰るのが寂しい黒沢さんは、大久保さんと居酒屋へ向かうが、そこで出会った若いカップルに女芸人であるがゆえにバカにされてしまう。そんな2人を韓国から来たパク(コン・テユさん)、ペ(イ・デガンさん)が救ってくれ、大久保さんはペさんに猛アプローチ。一方、奥手な黒沢さんは連絡先すら交換できなかったのだが……というストーリー。

 イベントには約50人の女子大生が参加した。クリスマスをイメージした真っ赤な“モテかわ”ミニスカートのサンタ姿で登場した黒沢さんらに「かわいい!」など歓声が飛び交うと、黒沢さんは「気を使っていただいて」と言いながらもまんざらでもなさそうな笑顔。この日の午前6時までお酒を飲んでいたという椿さんは、女子大生から「幸せってなんですか?」と聞かれると、「願わくば一日が30時間になったら。パチンコやって飲みに行って、寝て、計算したら足りない。仕事もしないでそういうことばっかしてられたらいいなと思う」と素直な思いを話していた。

 また女子大生から「どうやったら好きな人が見つかりますか?」と聞かれた椿さんは、「私たちに聞くとは……」と戸惑いながらも、「私は39歳なんですけど、若いときにできないとますますできない。勢いがある若いうちの方がいい。今は人の悪いとこしか見えない」と自身の現状を踏まえながら話した。一方、“リアルな”恋愛をこれまでしたことがないという黒沢さんは、「今の好きな人は(韓国の男性5人組ロックバンドの)『FTISLAND』のイ・ホンギさん。追うのが好きだから楽しいよ!」とアドバイス。すかさず椿さんは「こっちの道もありますから!」と話し、会場の笑いを誘っていた。椿さんは「今日は20代の子の悩みでしたが、私たちと似てるなと思った。映画がみなさんに近いものなんだなとうれしくて、幅広い世代に受け入れられるんじゃないかな」と笑顔を見せていた。

 映画は26日から新宿バルト9(東京都新宿区)ほか全国で公開。(毎日新聞デジタル)

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