趙たみ和:「てっぱん」番外編の主人公起用に「初の大役ですごい責任」と重圧

「てっぱん」番外編「イブ・ラブ・ライブ」の会見に登場した趙たみ和さん(左)と柏原収史さん
1 / 1
「てっぱん」番外編「イブ・ラブ・ライブ」の会見に登場した趙たみ和さん(左)と柏原収史さん

 10年9月から放送されたNHK連続テレビ小説「てっぱん」の番外編「イブ・ラブ・ライブ」の完成試写会が2日、同局で行われ、今回の主人公・かつお節会社「浜勝」社長・浜野一を演じた趙たみ和(ちょう・たみやす)さんと商店街のバンド指揮者・岩崎潤役の柏原収史さんが出席した。ドラマで主役を演じるのは初めてと語る趙さんは「初めての大役で恐縮。すごく責任があるし、みなさんに恥をかかせてはいけないと思った」と語るも、「僕は不安がりなので、不安のまま撮影やっていたんですが、出来上がりを見てすごく感動した。長く続いた撮影からしばらく空いて、番外編ということでみんなちょっと照れてるんですよね。その空気がいい緊張感になったんじゃないかな」と手応えを感じていた。

あなたにオススメ

 また、今作でドラマデビューを飾った鈴江役の「アジアン」馬場園梓さんの話題になり、趙さんは「馬場園さんはシャイな方と聞いていたんですが、それ以上に僕が人見知りでシャイだったので不安にさせてしまった」と反省。さらに撮影初日に趙さんが喫煙所で頭を抱えて悩んでいたところを目撃され、より不安にさせてしまったというエピソードを語り、隣の柏原さんから「悩んでいたわけでなく、単なる二日酔いだったんですよ」と暴露され、苦笑いを浮かべていた。

 てっぱんは、広島県尾道市と大阪を舞台に、ひょんなことから自分が養子だったことを知ったヒロインの村上あかり(瀧本美織さん)が、それまで存在を知らなかった祖母・初音(富司純子さん)が暮らす大阪へ出て、2人でお好み焼き屋を開業して奮闘する物語。オープニングで放送されたダンス「てっぱんダンス」も話題となった。10年9月27日の初回視聴率は18.2%、11年4月2日の最終回視聴率は22.0%で、期間最高視聴率は23.6%、期間平均視聴率は17.2%(数字はいずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

 「てっぱん」の番外編「イブ・ラブ・ライフ」は、あかりに思いを寄せていた浜野を主人公に描くクリスマスイブの物語。見合い話が持ち上がった浜野は社長業に専念するため、今夜のクリスマスライブを最後に商店会バンドを引退しようと考えるが、なかなか踏ん切りが付かず、幼なじみのふとん屋の娘で、最近バンドに参加した鈴江(馬場園さん)に叱咤(しった)される始末。一方、あかりの様子もどことなくおかしい。思いを寄せ合う滝沢薫(長田成哉さん)と何かあったのだろうか。浜野、鈴江、あかり、滝沢らの思いを乗せたクリスマスライブは無事に成功するのか?……というストーリー。

 放送は総合テレビで関西地区が16日午後8時~同43分。全国放送は24日午後5時15分~同58分。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事