安田美沙子:ヒロインの三女役で朝ドラデビュー “コシノ三姉妹”の配役発表 朝ドラ「カーネーション」

新キャスト発表会見に出席した(前列左から)安田美沙子さん、川崎亜沙美さん、尾野真千子さん、新山千春さん、(後列左から)六角精児さん、ほっしゃん。さん、近藤正臣さん、綾野剛さん=NHK提供
1 / 1
新キャスト発表会見に出席した(前列左から)安田美沙子さん、川崎亜沙美さん、尾野真千子さん、新山千春さん、(後列左から)六角精児さん、ほっしゃん。さん、近藤正臣さん、綾野剛さん=NHK提供

 尾野真千子さん(30)が主演しているNHK連続テレビ小説「カーネーション」の新キャスト発表会見が6日、同大阪放送局(大阪市中央区)で行われ、タレントの安田美沙子さん(29)が6日、尾野さん演じる小原糸子の三女・聡子役で朝ドラデビューすることが発表された。役衣装のセーラー服姿で会見に出席した安田さんは「9年ぐらい前のNHK大阪のオーディションを受けたことがあるので(出演できて)うれしかったです。まだ緊張していますけれども、セーラー服を着られてうれしい」と話した。ほかに糸子の長女・優子を新山千春さん(30)、次女・直子を川崎亜沙美さん(27)が演じ、近藤正臣さん(69)、六角精児さん(49)、ほっしゃん。さん(40)、綾野剛さん(29)の出演も発表され、会見に出席した。

ウナギノボリ

 「カーネーション」は、デザイナーのコシノ3姉妹の母で、自身もデザイナーの草分けとして活躍した小篠綾子さんをモデルにした波瀾(はらん)万丈の人生物語。涙と笑いの子育て奮闘記でもある。大正2(1913)年、大阪・岸和田の呉服商の娘として生まれたヒロインの糸子が、ミシンの修業を積んで洋装店を開業するが、夫は出征先で戦死。女手一つで娘3人を育てることになる……という物語。

 安田さんは「この三姉妹は普通の世間一般の三姉妹とは絶対に違うし、すごく変わっていて面白いと思うので、聡子になりきって、聡子の家族の方が本当の家族と思えるぐらい入り込んで、来年まで皆さんと一緒に駆け抜けたい」と意気込んだ。

 新山さんは「ずっと朝ドラに出演するのが夢だった。15歳でデビューしてから、オーディションで何度も足を運んで、苦い思いをしてとぼとぼ帰ってきた思い出がよみがえる」といい、「本当に夢のようにうれしく思っております。最後まで一生懸命演じたい」と話した。川崎さんは大阪府岸和田市出身で同作のヒロインオーディションに応募し、合格する気満々で東京から大阪に引っ越していたことを明かし、「今年一年はずっと待っていた。ひょっとしたら何か良い役をもらえるんじゃないかなあと。(月日が経って)こらもうあかんなあと思っていたら直子役をもらった。びっくり仰天しています」とコメント。「直子役は自分と共感できる部分があってこれは運命だったんやなと思っています。熱い気持ちをぶつけます」と意欲を見せた。

 尾野さんは「第一の難関は『14歳に見えるかどうか』でしたが、第二の難関が『このお三方の母親に見えるかどうか』です。見えるように頑張りたいと思います! 母になりたいと思います! 母にさせていただきたいと思います」とあいさつした。近藤さんは泉州繊維商業組合の組合長・三浦平蔵役、ほっしゃん。さんは同組合の組合員・北村達雄役、六角さんはオハラ洋装店の経理担当・松田恵役、綾野さんは長崎出身の紳士服職人・周防龍一役でそれぞれ出演する。

 放送は総合テレビで毎週月曜~土曜午前8時。(毎日新聞デジタル)

テレビ 最新記事