紅白リハ:SMAP初、客席に降りる 「一つになることがテーマ」

 大みそかに放送される「第62回NHK紅白歌合戦」のリハーサルが30日、「NHKホール」(東京都渋谷区)で行われ、大トリを務める人気グループ「SMAP」が登場した。紅白では初めて、メンバーがステージから客席に降りて歌う場面もあり、稲垣吾郎さんは「一つになるということがテーマ。(自分たちが客席に降り)お客様にも歌ってもらうと、視聴者の方も一体感を持てるのでは」と話し、出場者らと曲に合わせて手を振る振り付けは「簡単で僕にもできる。テレビやラジオの前でぜひ(やってほしい)」とジョーク交じりで呼びかけていた。

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 「SMAP AID 紅白SP(スペシャル)」で4回目の大トリを務めるSMAPはメドレーで「not alone~幸せになろうよ~」「オリジナル スマイル」を披露する。木村拓哉さんは「傷ついた人たちが前に進むパワーとなれるなら全力で取り組みたい。20年(歌手活動を)やらせてもらって、紅白のトリを飾ることがどんなにすごいことか知っているので光栄に思う。しっかり一番最後が締まるように精いっぱいやりたいと思います」とコメント。選曲について、香取慎吾さんは「心がつながっているという曲を選んだ。勇気や癒やしを感じてもらいたい」と話し、草なぎ剛さんは「悲しいことがあったが、みんなが元気になってもらえるよう精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

 また中居正広さんは今年、20周年を迎えたSMAPの活動を「今年は20周年の節目とはいえ、僕らは歩いていかなければならないし、これからもこの5人で歩いていきたい。いろんな方への恩返しになれれば」と話した。

 今年の「紅白歌合戦」は「あしたを歌おう。」がテーマで、司会は紅組が井上真央さん、白組はアイドルグループ「嵐」が務める。放送開始時間を昨年の午後7時半スタートから15分繰り上げ、歴代最長タイの午後7時15分~同11時45分(途中、5分間ニュースで中断)で放送される。(毎日新聞デジタル)

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