注目ドラマ紹介:「最後から二番目の恋」 小泉・中井W主演で円熟した大人の青春描く

「最後から二番目の恋」のワンシーン フジテレビ提供
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「最後から二番目の恋」のワンシーン フジテレビ提供

 女優の小泉今日子さんと俳優の中井貴一さんが17年ぶりにダブル主演することで話題のドラマ「最後から二番目の恋」(フジテレビ系)が12日スタートする。古都・鎌倉を舞台に、円熟した大人の青春を描くラブストーリーだ。

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 小泉さん演じる吉野千明は、45歳独身のテレビプロデューサー。友達との話題はもっぱら健康や老後のことで、将来への不安を感じているという役どころ。一方、中井さん演じる長倉和平は、妻に先立たれた50歳子持ちの鎌倉市役所の職員で、子育ては一段落したが、この先、誰かと恋をするなんて面倒くさいと思っているという設定。物語はそんな2人が鎌倉で出会い、次第に恋に発展していくという内容で、全世代の女性の応援歌として、明るくて泣ける“大人の青春ドラマ”を目指すという。

 なお、2人がダブル主演するのは95年に放送された同局の連続ドラマ「まだ恋は始まらない」以来、17年ぶり。また、小泉さんが同局の連続ドラマに主演するのは99年の「恋愛結婚の法則」以来で、中井さんは08年の「風のガーデン」以来となる。

 そのほかのキャストとして、千明にさまざまな影響を与える和平のきょうだいで、長女の水谷典子を飯島直子さん、次男の真平を坂口憲二さん、真平の双子の姉の万理子を内田有紀さんが演じる。また、和平の一人っ子・えりな役に白本彩奈さん、典子の夫・広之役に浅野和之さん、千明の友人・荒木啓子役に森口博子さん、千明とタッグを組みドラマを作っていく人気美人脚本家・栗山ハルカ役に益若つばささんなどが出演する。

 第1話は、JMTテレビでドラマのプロデュースを手がける45歳の独身女性・千明(小泉さん)は美人脚本家として人気の栗山ハルカ(益若さん)と組んで連続ドラマを作るよう命じられる。だが、ハルカは納期を守らず、脚本も面白くない。ハルカに激しくダメ出しをしているうちに、めまいや吐き気など、更年期特有の症状に襲われた千明は、病院に運ばれてしまう。入院した夜、家族がいないことをしみじみと感じ、以前、友人の啓子(森口さん)たちと冗談半分で話していた鎌倉の古民家で一緒に暮らすというアイデアを実行しようと言い出す。あくる日、事前に調べておいた情報をもとに、鎌倉を訪れた千明は、海岸で掃除をしていた和平(中井さん)と出会う……というストーリー。

 脚本は昨年の連続テレビ小説「おひさま」を手がけた岡田惠和さんが担当している。ドラマは12日から毎週木曜午後10時放送。(毎日新聞デジタル)

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