ダンダダン
第8話「なんかモヤモヤするじゃんよ」
11月21日(木)放送分
「ピンクとグレー」(角川書店)で小説家デビューを果たしたアイドルグループ「NEWS」の加藤シゲアキさん(24)が、5日、東京・丸の内の丸善で出版記念トークイベントを行った。発売から約1週間で、すでに5刷、12万部に達している同書だが、映画化については「そうなるといいですね」と話し「NEWS」のメンバー起用については「(同書を)読んでいないやつもいるから読んでないやつをキャスティングしたくない」と言いつつも、「メンバーがやるなら改めてメンバーのために書きたい。いつかメンバーのための脚本を書きたいんです」と新たな抱負を明かした。
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「ピンクとグレー」は、芸能界を舞台に幼なじみの男性2人が”成功と挫折”を歩む姿を描いた青春小説。小学生時代からの親友・河田大貴と鈴木真吾は、高校生の時に雑誌の読者モデルをしたことをきっかけにバイト代わりの芸能活動を2人で始めるが、大学進学後、真吾がスターダムを駆け上がっていく一方で、エキストラから抜け出せない河田だけが取り残され、やがて2人は決裂。二度と会うことのない人生を送るはずだった2人が再会し、運命の歯車が回りだす……というストーリー。
加藤さんは25歳までに小説を書きたいと考えていたことを明かし、「本を好きな人が手に取って『読んでよかった』と思ってもらえるような小説を目指した。そうでないと本当に小説を(専門に)書いている人に失礼だから」と語った。また、「加藤成亮」から「加藤シゲアキ」への改名の理由を「今回の小説というよりは、(11年10月の錦戸亮さんと山下智久さんの)メンバーの脱退で新たに4人で走り出す、自分も新しいスタートを切りたかった」と明かした。
トークショーには雑誌「ダ・ヴィンチ」の関口靖彦編集長も参加し「主観と客観を並列させるのは小説家として大事なところ。後半のある種の狂気に向かっていくところがそれが完成されていた」と絶賛した。「ピンクとグレー」は264ページ、1300円で発売中。(毎日新聞デジタル)
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