草なぎ剛:初の医者役に「やったぜ!」 4月期連ドラで主演 「37歳で医者になった僕」

 人気グループ「SMAP」の草なぎ剛さん(37)が主演する連続ドラマ「37歳で医者になった僕~研修医純情物語~」(関西テレビ・フジテレビ系)が4月に放送をスタートする。“脱サラ”した37歳の研修医役で初めて医者役に挑戦する草なぎさんは「医者役は今までやったことがなかったのでうれしかったです。年齢も含めて自分と境遇も合っていますし、(手術をするような)スーパードクターでもなかったので、やったぜ!という感じです(笑い)」と喜んでいる。

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 ドラマは、川渕圭一さんが実体験を基につづった医療エンターテインメント「研修医純情物語~先生と呼ばないで」「ふり返るなドクター~研修医純情物語」(共に幻冬舎)が原作。“脱サラ”し、37歳で医師となった主人公(草なぎさん)が、研修医として大学病院に赴任。過酷な労働条件や患者を研究対象として見る医師などの“大学病院の常識”を目の当たりにする。主人公は、自分の社会経験を武器に、年下の上司に否定され、教授と対立しながらも患者が求めている医療を模索していく……という物語。草なぎさんが主演したドラマ「任侠ヘルパー」を手がけた古家和尚さんが脚本を担当する。

 放送は毎週火曜午後10時からで、過去に同枠で「僕の生きる道」(03年)、「僕と彼女と彼女の生きる道」(04年)、「僕の歩く道」(06年)の“僕シリーズ”で主演している草なぎさんは「この枠でまたドラマができるということもとてもうれしいですね」とコメント。「(僕シリーズのように)今回もじんわりと温かみのある人物を描けたらなと思っています」と意気込んでいる。

 原作者の川渕さんは「原作本が世に出て10年目に映像化されるなんて、自分らしいと思いますし、素直にうれしいです」とコメント。「どんなドラマに料理されるか今からワクワクしています」と話し、キャスティングについて「聞く前から、もしかしたら草なぎさん?と思っていました。一見頼りなさそうだけど、頑固で信念を曲げない感じが、主人公のイメージにぴったりだと思います」と太鼓判を押している。

 また関西テレビの木村淳プロデューサーは「この作品は医療ドラマではなく病院ドラマで、主人公は“凡人のヒーロー”です」と説明。「(主人公は)時に思い悩み、立ち止まる。それでも自分の気持ちに正直になり、克服して前に進んでいきます。そんな姿に視聴者の方々が自らを投影させ、共鳴してもらい、明日への活力を与えられるようなドラマにしたい」といい、「主人公を演じられるのは草なぎさんしかいない」とコメントしている。(毎日新聞デジタル)

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