NYC:中山優馬「すごく感激」 吹き替え初挑戦で「ジョン・カーター」レッドカーペット初体験

「ジョン・カーター」ワールドプレミアに登場した(左から)ウィレム・デフォーさん、テイラー・キッチュさん
1 / 1
「ジョン・カーター」ワールドプレミアに登場した(左から)ウィレム・デフォーさん、テイラー・キッチュさん

 男性3人組アイドルグループ「NYC」の中山優馬さんが、米ファンタジー映画「ジョン・カーター」(アンドリュー・スタントン監督)の日本語吹き替え版で声を担当することになり、22日(現地時間)にロサンゼルスのリーガルシネマズで行われたワールドプレミアに招待された。ハリウッドの実写映画で声優初挑戦となる中山さんは「すごく感激で光栄。レッドカーペット自体が初めてなので、一歩一歩踏みしめて楽しんで歩きました。あこがれのスタントン監督に会えたことも夢のようでした」と感激していた。

ウナギノボリ

 「ジョン・カーター」は、エドガー・ライス・バローズ(1875~1950年)のSF小説「火星シリーズ」が原作で、ウォルト・ディズニー生誕110年記念作品として、「ファインディング・ニモ」(03年)や「ウォーリー」(08年)などを手がけたスタントン監督が実写化した。南北戦争で愛する家族を失ったジョン・カーターが、不思議な現象によって未知なる惑星バルスームに迷い込む。そこは、権力者“マタイ・シャン”による暴挙のせいで滅亡の危機に瀕(ひん)しており、住民たちの窮状を目の当たりにしたカーターは、彼らのために戦いに身を投じていくという内容。中山さんは、人付き合いを絶ってきたカーターが唯一心を許す、おいのエドガーの吹き替えを担当している。

 ワールドプレミアのレッドカーペットには、スタントン監督、主人公・カーター役のテイラー・キッチュさん、エドガー役のダリル・サバラさん、4本腕のサーク族皇帝役のウィレム・デフォーさんらが登場した。スタントン監督は「1912年が舞台になっているにもかかわらず、ロマンス・ファンタジーというテーマが古く感じず、12年に映画化しても新鮮に感じると確信していました」と自信を見せ、中山さんについて「冒険心あふれるエドガーの資質にぴったりだと思う。次回作は未定だけれど、ぜひ出演を検討させてほしい」と絶賛。中山さんも緊張に言葉を詰まらせながら、「絶対に出演したいです。でもその前に勉強しなくてはならないことがたくさんある。そのときのためにも英語は勉強しておきたい」とコメントした。

 主演のキッチュさんは「感情豊かなキャラクターがたくさん登場していて、そんな中で普通の人間が特異な環境下に放り込まれるのが面白い」と同作の魅力を語り、「日本には絶対行きますので、ぜひ皆さんとこの感動を共有させてください」と日本のファンへメッセージを送った。映画は4月13日から公開予定。3Dも同時公開。(毎日新聞デジタル)

ブック 最新記事