ビブリア古書堂の事件手帖:シリーズ累計売り上げが100万部突破

シリーズ1巻にあたる「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」の表紙
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シリーズ1巻にあたる「ビブリア古書堂の事件手帖~栞子さんと奇妙な客人たち~」の表紙

 15日発表されたオリコン週間本ランキング(19日付)によると、三上延さんの人気ミステリー「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズの1、2巻が、それぞれ2万3000部、1万7000部を売り上げ、シリーズ累計の売上部数の合計を100万1000部とした。同シリーズは、1月の時点で発行部数100万部を突破していた。

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 同シリーズの1巻は11年3月、2巻は同年10月に発売された。11年12月12日付の同ランキングに2作同時に初トップ10位入りしたほか、12年1月9日付から今週まで11週連続で、2作同時にトップ10位入りしている。1巻は、全国の書店員が「いちばん売りたい本」を投票で決定し、4月10日に発表される「2012年本屋大賞」のノミネート作に文庫作品として初めて選ばれている。

 「ビブリア古書堂の事件手帖」シリーズは、鎌倉の片隅にある古書店「ビブリア古書堂」が舞台。美貌の店主・篠川栞子と本の読めない青年・五浦大輔が、客が持ち込んだ古書の謎と秘密を解き明かしていく。物語には、夏目漱石の「それから」、太宰治の「晩年」など実在の作品が登場し、古書に関するうんちくなどもつづられている。書店員から支持を集め、口コミなどで人気に火が付いた。(毎日新聞デジタル)

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