川島海荷:「希望や絆感じる作品」と主演ドラマに自信 「あっこと僕らが生きた夏」

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 女優の川島海荷さん(18)が4日、東京・渋谷のNHK放送センターで開かれたドラマ「あっこと僕らが生きた夏」(NHK)の取材会に登場した。16歳でがんが見つかり、17歳でその生涯を閉じた実在の高校野球部女子マネジャー“あっこ”こと大崎耀子を演じる川島さんは「実在する女の子ということで最初はプレッシャーがありました」と話しながら「ただ、悲しいだけの話じゃなくて、あっこちゃんが一生懸命生きてきた希望や絆を感じていただける作品になっていると思います」とドラマの完成に自信を見せた。

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 ドラマは、高校野球の07年夏の甲子園大会で、初出場ながらベスト8入りした大分県代表の楊志館高野球部の女子マネジャー・大崎耀子さんと部員らの絆をつづった有村千裕さんのノンフィクションが原作。あっこ(川島さん)は高校2年の6月、がんを宣告される。ショックを受けるあっこだが、甲子園を目指す野球部員の姿に励まされ、治療を決意し、野球部の勝利を心の支えに治療に耐える。野球部は甲子園の出場を決めるが、あっこの体は甲子園に行けない状態になっていた……というストーリー。野球部のピッチャー・仲根良幸を柳下大さん(23)、キャプテンの加藤信二を山田健太さん(20)、あっこと同級生の気弱なマネジャー・福島真紀を紗綾さん(18)、監督・本宮勇作を宇梶剛士さん(49)、あっこの母・圭子を財前直見さん(46)が演じる。

 会見には柳下さんと宇梶さんも登場。あっこが実際に書いた日記を読んでから撮影に臨んだ柳下さんは「(日記を読み)感動して涙が止まらなくなった。中学のときに野球をしていたこともあり、このドラマに出たかった」と涙を浮かべながら出演を喜び、宇梶さんは「台本を読んで、気持ちが揺さぶられた」と作品への思いを話した。また、川島さんはあっこと自身の共通点について「あっこちゃんは自分を持っていて、芯の強い女の子。負けず嫌いなところは似ていると思います」と笑顔で話していた。

 ドラマはNHK総合で14、21日のともに午後9時~同10時13分に前後編で放送。(毎日新聞デジタル)

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