水谷豊:「憧れのお母さんが…」草笛光子の認知症役にショック

「HOME 愛しの座敷わらし」イベントに岡部珠奈ちゃん(前)と登場した水谷豊さん
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「HOME 愛しの座敷わらし」イベントに岡部珠奈ちゃん(前)と登場した水谷豊さん

 俳優の水谷豊さんが5日、29年ぶりの映画単独主演で父親役を演じた公開中の映画「HOME 愛しの座敷わらし」(和泉聖治監督)の舞台あいさつに、その他家族キャストとともに登場。水谷さんは、認知症の母親役・草笛光子さんとは初共演のドラマ「天下のおやじ」でも親子役を演じたことを明かし、「とってもきれいで憧れのお母さんだった草笛さんが、37年たって再び親子を演じさせていただいて、認知症で壊れそうになっているというのは、芝居を超えるショックだった」と撮影を振り返った。

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 映画は、07年1~11月に朝日新聞に連載され、第139回直木賞候補にもなった荻原浩さんの小説が原作。東京から岩手県の片田舎に引っ越した高橋家が、「座敷わらし」との出会いを機に、家族の絆を取り戻していく希望と再生のストーリー。「相棒」シリーズの和泉監督が監督を務め、水谷さんが単独主演を務めるのは83年公開の「逃がれの街」以来となる。

 舞台あいさつには座敷わらしを演じた、子役の岡部珠奈ちゃんも登場。水谷さんは、「昨年の6月に撮影がはじまって、その後、映画のプロモーションがあって。でも今日で我々家族が集まるのが最後。寂しい思いがあります」と語り、イベントの最後に「高橋家を代表して、みなさま本当にサンキュー!」とあいさつし、家族全員で頭を下げていた。(毎日新聞デジタル)

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