武田鉄矢:中国映画版「101回目のプロポーズ」に特別出演 上海で会見

中国映画版「101回目のプロポーズ(101次求婚)」の上海での記者会見に登場した(左から)ファン・ボウさん、武田鉄矢さん、リン・チーリンさん
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中国映画版「101回目のプロポーズ(101次求婚)」の上海での記者会見に登場した(左から)ファン・ボウさん、武田鉄矢さん、リン・チーリンさん

 91年に武田鉄矢さんと浅野温子さん主演で放送され、大ヒットしたドラマ「101回目のプロポーズ」(フジテレビ系)の中国映画版「101次求婚」に、武田さんが特別出演することが7日、中国・上海市内で行われた記者会見で明らかになった。会見に登場した武田さんは「再び中国で映画化されるということで、なんだか、とってもうれしかったです」と喜び、武田さんが演じた星野達郎に当たる役を演じる中国人俳優のファン・ボウさんに「僕もそうだったけど、とにかく命懸けのプロポーズをすることだと思うんだ」と熱くアドバイスした。

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 中国版「101回のプロポーズ」は中国・上海を舞台に、原作のエッセンスをふんだんにちりばめた純愛ラブストーリー。武田さんの出演は、高校時代に台湾で姉と一緒に原作ドラマを見ていたというレスト・チェン監督の強い思い入れで実現した。武田さんが今回演じるのは「原作ドラマの達郎の20年後」という設定で、仕事の関係で上海に訪れた達郎が、自らの恋愛経験を語りながら中国版主演の2人の恋の後押しをするという重要な役どころ。

 武田さんの撮影後に行われた会見には、浅野さんが演じた薫役に当たるヒロインを演じる台湾出身の女優リン・チーリンさんも登場した。日中のプレゼント交換も行われ、チーリンさんは福を呼び込むカフスを、武田さんは主演の2人に夫婦の招き猫を贈った。ボウさんについて、武田さんは「まるで昔からの友だちだったみたい」と話し、チーリンさんの印象は「一度だけ夢の中で会った美しい人のような気がします」としみじみと語った。

  基となったドラマは、91年7月1日~9月16日にフジテレビ系で放送され、最終回で番組最高視聴率36.7%を記録した大ヒット作。脚本は野島伸司さんが手がけた。03年には韓国人女優のチェ・ジウさんが主演した中国・韓国合作ドラマが制作されている。中国映画版の製作はフジテレビの海外事業の一環で、同社と中国大手制作会社「新麗伝媒」(旧社名「美錦影視文化有限公司」)が共同で製作する日中合作映画となる。映画の撮影は7月上旬クランクアップを予定。13年のバレンタインデー前後に、中国全土での公開を目指している。日本での公開などは調整中。(毎日新聞デジタル)

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