47都道府県芸人グルメ便:盛岡のじゃじゃ麺 岩手・アンダーエイジ

「じゃじゃ麺」の魅力を語る「アンダーエイジ」
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「じゃじゃ麺」の魅力を語る「アンダーエイジ」

 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回は岩手に住むお笑いコンビ「アンダーエイジ」が、岩手の「三大麺」の一つ「じゃじゃ麺」の魅力を語ります。(毎週日曜更新)

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 どうも、岩手県住みます芸人のアンダーエイジです! 今回は我々が昨年5月から住んで活動をしている岩手県の、オススメグルメをご紹介しますよ!

 岩手県は1年を通して楽しめる魅力がたくさんあります。桜の季節にはたくさんの観光客が訪れ、夏には「盛岡さんさ踊り」という大きな夏祭りもございます。冬は、雪や寒さが厳しい時もありますが、ウインターレジャーや温泉を満喫するにはピッタリです。

 そして岩手のグルメで有名なのが「冷麺」「じゃじゃ麺」「わんこそば」の三つを総称した「三大麺」です。今回はその中でもじゃじゃ麺のおいしいお店をご紹介致します。

 じゃじゃ麺は、きしめんやうどんのように太く弾力のある麺の上に肉みそ、キュウリ、ネギを乗せた料理です。ラー油やにんにく、酢などもお好みでかけて食べます。食べ終わったお皿に卵を溶き入れて作る「チータン」はシメにもピッタリのスープです。

 お邪魔したのは盛岡市に隣接する矢巾(やはば)町にある「俺のじゃじゃ」さんです! 以前YNN(よしもとネタネットワーク)のロケでお邪魔してから魅了され、個人的にも食べに行っているお店です。「俺のじゃじゃ」という店名だけあって、「お客様の好きなように食べていただきたい」とおっしゃった店長。じゃじゃ麺が好き過ぎて、「自分で作って毎日食べたい!」という理由でオープンしたお店も今年4年目! 最近は口コミで多くのお客様が訪れ、女性の一人客も多いそうです。俺のじゃじゃ、もとい“私の”じゃじゃでもあるんですね!

 お客様の増加に伴い、営業時間を昼から夜までの通し営業に変更したとか。それでも時間によっては閉店前に売り切れてしまうことも。

 そして、今回は普段のぞけない厨房にお邪魔しました! じゃじゃ麺の麺には生麺を使用。たっぷりのお湯で12~13分ゆでます。ゆでる前の麺を触って、その日の天候・湿度によってゆで時間を若干変えるところにもこだわりが見えます! 更に卵も野菜も地元で採れたものを使用しています。まさに地産地消のお店ですね!

 麺がゆであがるまでに店内を見回すとサインが。地元のタレントやアーティストにも人気で、色紙にはサインだけでなく「私はお酢を3周入れます」とか「にんにく・ラー油たっぷり!」など、皆さんそれぞれの「俺のじゃじゃ」トッピングも書き入れてありました。これを見て参考にしてみるのも良いかも!?

 そうこうしていると主役のじゃじゃ麺がやってきました! おいしそう~~! ゆでたての麺に肉みそと野菜がたっぷりトッピングされています。席には、初めて食べる人にもわかるように食べ方の説明も載っています。しかしその手順1番目には「じゃじゃ麺をジロジロ見回します!」との文字が!! これ、一体どういうこと!? 店長に尋ねると「このじゃじゃ麺を今日はどんな味付けにしてやろうか……というのを、じゃじゃ麺を見回して考えてほしいんです」とのこと。ということで、我々もじっくり見まわして本日の味付けが決定!

 「俺のじゃじゃはラー油たっぷり! この後も仕事だけど関係ないぜ!」とテンションの上がる結城は、ラー油を3周、酢を4周、にんにくはスプーン2杯。調味料をかけたら全ての食材とみそを混ぜていただきます! う~ん! まず野菜のシャキシャキ感が気持ちいいですね。野菜の量も多いんだと思います。キュウリの切り方も工夫して、食感をより楽しめるようになっています。更に秘伝のみそ! 7、8種類のみそをブレンドしているんだとか……深みのあるみそが実によく合います。

 一方、熊谷の味付けは「朝食じゃじゃをテーマに!」と普段とは違う味付けに。ラー油を1周、酢を2周とサッパリにするかと思いきや、「この後も仕事だけどやっぱりにんにくは入れたい」とたっぷりのにんにくを投入。

 この様子をニコニコ見ていた店長は「周りにえぇ!?と言われても変だと言われても、好きなように味付けして食べてほしいですね。それが俺のじゃじゃなんです」とうれしそうに話してくれました。じゃじゃ麺の魅力についても「シンプルだけにごまかしが効かないんです。更に味を変化できる楽しみもあります」と奥が深いじゃじゃ麺について我々も熱く語ってしまいました!

 一通り麺を食べ終えたらシメの「チータン」です。テーブルに置いてある卵を一つ、自分の皿に溶き入れます。この時、お好みで麺や野菜を少し残しておくのも◎。おはしを添えたままスタッフさんに渡すとスープにしてくれます。驚きなのが卵がビックリするほどフンワリしているんです! このチータンスープも、お好みで調味料を入れて食べます。

 結城は大好きなラー油、そして海苔の粉末を。熊谷はコショウ、にんにく、海苔の粉末を入れていただきます! 海苔の粉末は、風味がとてもあってスープのおいしさがいっそう増します。夏は汗をダクダクにかきながら、冬は身体をポカポカに。みんなに愛される地元グルメを隅から隅まで堪能しました!

 人の数だけ好みがある、まさに十人十色。何度食べても飽きないおいしさと魅力を感じに、皆様ぜひ来てけろ! (取材協力 俺のじゃじゃ 019・656・9028)

 ◇アンダーエイジのプロフィール

 熊谷由輔(岩手県花巻市出身)と結城多聞(山形市出身)のコンビで07年に結成。岩手の住みます芸人として11年5月から活動している。「はちきゅん」(岩手めんこいテレビ)などに出演。毎日午後10時からYNN(よしもとネタネットワーク)岩手(http://www.ynn47.jp/iwate/)をユーストリームで生配信中。

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