47都道府県芸人グルメ便:突撃!実家のお正月 「ご当地お雑煮」特集・東日本編

実家の雑煮を紹介する愛知県住みます芸人「サムタイムズ」の増田繁紀さん(左)と相方の井上彩輝さん(右)
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実家の雑煮を紹介する愛知県住みます芸人「サムタイムズ」の増田繁紀さん(左)と相方の井上彩輝さん(右)

 吉本興業の若手芸人が、47都道府県に住んで地元に密着した活動をする「あなたの街に住みますプロジェクト」。全国に住む「住みます芸人」の皆さんに各地のおいしいものを紹介してもらいます。今回はお正月特別企画ということで、住みます芸人のお雑煮が勢ぞろい。東日本編では、北海道、山形県、茨城県、長野県、愛知県をご紹介。実家で食べるご当地ならではの食材や味付け、2日目の食べ方など、住みます芸人が全力で紹介します。記事を参考に、お雑煮をご当地風にアレンジして楽しんでみては?(レギュラー記事は毎週日曜更新)

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 ◇北海道・「しろっぷ」ひろしの「北海道親子雑煮」

 北海道住みます芸人の「しろっぷ」(札幌市出身のじゅんぺいさんとひろしさんのコンビ)は、ひろしさんの実家からお雑煮を紹介。

 郷土料理の「石狩鍋」にお餅を入れることから発想されているので、みそだしベース。具材は、煮た角餅、大根、レンコン、ニンジン、ごぼう、鶏肉、鮭とイクラが入っています。本州から遊びにくる親類に喜んでもらうために、北海道のイクラをトッピングして、この形になりました。

 2日目には、魚介のだしがきいたみそ味のスープに、うどんを合わせて、北海道風のみそ煮込みうどんとしてもおいしく食べられます。「なんまらうまいから、皆も食べてみればいいっしょ(すごくおいしいから、皆さん食べてみてください)!」

 ◇山形県・三浦友加の「庄内風雑煮」

 山形県住みます芸人の三浦友加さん(鶴岡市出身。やまがた特命観光・つや姫大使)は、得意の料理を生かして、お雑煮を自ら作りました。

 だしはカツオ昆布でとり、酒、しょうゆで味付け、米どころ庄内産の米で作った丸餅をゆでます。具材は乾燥させた芋がら(ズイキイモの茎)とぜんまい、日本海で取れた岩ノリ、塩蔵わらび、もだしと、具のほとんどが保存食を使うのが特徴。厚揚げ豆腐、こんにゃくなども入ります。お雑煮は、正月行事で仏前や神前にお供えすることから、精進料理風に作られます。

 2日目に食べるときは、納豆をすりつぶしたものを入れて山形の郷土料理「納豆汁」に! 「まんず、こいだばあったこぐなっし、んめさげ、けぇばいんであんめの~(本当に、これは体が温まるし、おいしいので、食べてみてくださいね)」

 ◇茨城県・「オスペンギン」山中の「すまし汁なんでも雑煮」

 茨城県住みます芸人の「オスペンギン」(神栖市出身の山中崇敬さんと愛知県出身のでれすけさんのコンビ)は、山中家の家庭の味を紹介。

 味付けはすまし汁。大根、ニンジン、白菜、水菜、シイタケなど、全て家の裏庭の畑で取れたものと、エビやホタテなど、冷蔵庫の中で余った具材と、自家製のつきたて餅を入れます。とにかく具だくさんで「風邪を引かないように栄養をとってほしい」というお母さんの愛情と、「冷蔵庫を整理したいから、入れちゃえ」という生活の知恵が詰まってます。お母さんは、お客さんに出すときだけ上に刻んだユズをのせます。

 2日目には、おせちの余りや別の野菜、保存していた四角い焼き餅も入れ、いろんなだしが加わって、家庭料理ならではのお袋の味になります。「茨城の物は何入れたってうまかっぺ。野菜よーいなけぇよ!(茨城の物は何入れたっておいしいよ。野菜たくさん食べてね!)」

 ◇長野県・「こてつ」河合の「海なし県なのにブリ雑煮」

 長野県住みます芸人の「こてつ」(群馬県出身の北村智さんと、松本市出身の河合武俊さんのコンビ。長野県・信州観光宣伝部長)は、河合家の雑煮をアピール。

 長野県は広く、地域によっていろいろなお雑煮があります。僕(河合さん)の実家の松本地域では、海なし県なのにブリが入っているのが定番なんです。母のお雑煮はしょうゆベース。大根、ニンジン、ごぼう、ほうれん草など、餅は四角の焼き餅を入れます。シイタケやブリのだしが出ていて、すっきりしているけどコクがある仕上がりになっています。「おいしいから食べてみるずら(おいしいので食べてみてください)!」

 ◇愛知県・「サムタイムズ」増田の「意外と?あっさり雑煮」

 愛知県住みます芸人の「サムタイムズ」(名古屋市出身の増田繁紀さんと井上彩輝さんのコンビ)は、増田家でお母さんと一緒にお手製の雑煮を紹介します。

 愛知県のグルメといえば、みそカツやみそ煮込みうどんと赤みそのイメージがありますよね?  しかしお雑煮はあっさりしょうゆだしなのです!  「ウソーでらビックリだぎゃー!!」。具材はニンジン、大根、シイタケ、鶏肉、そしてもちなという野菜を使います。四角のお餅は少し焼いて香ばしくします。具材を温めたしょうゆだしにぶち込んで鶏肉に火が通ったら、カツオ節をのせて完成。「でらおいしいで、いっぺん食べてみりん(とてもおいしいので、一度食べてみてね)!!」

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 大阪・なんばの日本最大級の常設物産展「よしもと47ご当地市場」では、1月1~6日に特別企画として、各地の「ご当地お雑煮」を日替わりで毎日正午から100円(限定100食)で販売する。詳細は「よしもと47ご当地市場」のホームページ(http://www.47gotouchi.jp/)まで。

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