ウルトラマンタロウ:家族試写会にウルトラの父・母と参加 “3分間限定”で会見

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 山田洋次監督の監督デビュー50周年記念作品「東京家族」の家族試写会が17日、東京都内で開かれ、日本を代表する有名人家族として、円谷プロダクションの特撮ヒーロー・ウルトラマンタロウが、ウルトラの母、ウルトラの父とともに招待された。映画を鑑賞後、“3分間限定”で会見したウルトラマンタロウは、司会者の「両親を大切にしようと思いましたか?」という問いかけに強くうなずき、ウルトラの母は涙をぬぐう仕草を見せた。ウルトラの父は「(故郷の)M78星雲でもヒットする?」と聞かれ力強くガッツポーズし、映画の感動をアピールした。

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 試写会には、ウルトラファミリーのほか、アニマル浜口さんと娘の京子さん、妻の初枝さん、ガッツ石松さんと娘の鈴木佑季(ゆき)さん、息子の鈴木健太さん、タレントの布川敏和さんと息子の隼汰(しゅんた)さんが参加した。

 「東京家族」と書かれたはちまきをしたアニマルさんは「本当に泣けました!  映画のおやじさん、俺に似てるんだ」と共感し、初枝さんに向けて「お母ちゃん、長生きしてくれよ!」と懇願していた。ガッツさんは「感動、感動、感動牧場だね。いいものですね」と何度もうなずき、子どもたちには「何もしなくていいから、自分の生きざまを生きてほしい」と語った。

 布川さんは、感動で涙を流しそうだったといい「今日は非常にやばかった。(息子が)隣にいるから、ハンカチも出したくねえな、指で(涙を)ふくのも嫌だなと思った」と苦笑し、「息子が成人式をしたから、今は早くおじいちゃんになるのが夢なんです」と笑顔で明かした。隼汰さんは「まだおじいちゃんにするには落ち着きがない」と布川さんをからかいながらも、「自分のことのように見られる映画に初めて出合った。温かい家庭を早く築いて、おじいちゃんにしてあげなきゃ」と親孝行を誓っていた。

 映画は、東日本大震災後の12年5月の東京が舞台。瀬戸内海の小島から上京した平山周吉(橋爪功さん)、とみこ(吉行和子さん)の夫婦と、長男の幸一(西村雅彦さん)、長女の滋子(中嶋朋子さん)、次男・昌次(妻夫木聡さん)ら家族の絆を描く。幸一の妻役で夏川結衣さん、滋子の夫役で林家正蔵さん、昌次の恋人役で蒼井優さんが出演している。映画は、2月開催される「第63回ベルリン国際映画祭」のスペシャル部門で上映されるほか、同映画のモチーフになった故・小津安二郎監督の「東京物語」も同映画祭で上映される。19日公開。(毎日新聞デジタル)

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