珈琲店タレーランの事件簿:シリーズ100万部突破 新人作家が異例の快挙

岡崎琢磨さんの小説「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」
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岡崎琢磨さんの小説「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」

 岡崎琢磨さんの小説「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズ(宝島社)2作品の累計発行数が100万部を突破したことが明らかになった。岡崎さんは2012年8月に、同シリーズの第1作「珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を」でデビューしたばかり。新人作家によるミリオン突破は極めて異例という。

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 「珈琲店タレーランの事件簿」シリーズは、「このミステリーがすごい!」大賞(同)への応募作品のうち、受賞にはいたらないものの、ベストセラーになる可能性を秘めた作品を刊行する“隠し玉”シリーズとして12年8月に第1作を発売。京都を舞台に、コーヒー好きの青年と聡明(そうめい)な女性バリスタが日常の謎を次々と解き明かしていくミステリーで、コーヒーにまつわるうんちくが豊富な点や人が死なないミステリーであること、カバーイラストの可愛さなどから人気を集めている。

 岡崎さんは1986年、福岡県太宰府市生まれ。京都大学法学部を卒業し、現在は寺院に勤務している。第10回「このミステリーがすごい!」大賞の最終候補作を大きく改稿して出版した第1作は60万部、13年4月に発売した第2作「珈琲店タレーランの事件簿2 彼女はカフェオレの夢を見る」も41万部を発行し、シリーズ100万部突破が確定した。(毎日新聞デジタル)

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