竹内結子:12年ぶりロングヘアばっさりで労働者の味方に ブラック企業もばっさり?

12年ぶりにロングヘアーをカットして労働基準監督官役を務める竹内結子さん=日本テレビ提供
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12年ぶりにロングヘアーをカットして労働基準監督官役を務める竹内結子さん=日本テレビ提供

 女優の竹内結子さんが、ブラック企業に立ち向かう労働基準監督官役で、10月から放送される連続ドラマ「ダンダリン・労働基準監督官」(日本テレビ系)の主演を務めることが明らかになった。同局系の連続ドラマ初主演となる竹内さんは、12年ぶりにロングヘアをばっさりカット。「『(仕事に)身をささげます』とか、『命を削って働きます』というのはカッコいいのかもしれないけれど、それでも『あまりにもこれは!』と思った時には口に出してみる機会は誰にでもあるんですよ、ということを見る人にまず伝えたい」と作品への意気込みを語っている。

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 12年ぶりのイメージチェンジとなった竹内さんは「なんか変えたいなと思っていたところだったので、いいタイミングといい機会をいただいた」と語り、「髪形を変えると気分が変わるので、新しいことをやるにはいい機会だなと思いますし、とにかくシャンプーの減りは遅くて、乾くのは早くて、便利なものですね」と喜んでいるようだ。

 ドラマは、人気マンガ「カバチタレ」の田島隆さんが「とんたにたかし」名義で原作を手がけ、鈴木マサカズさんが作画を担当したマンガ「ダンダリン一〇一」(講談社)が原作。間違ったことは見逃せない労働基準監督官の段田凛(竹内さん)が、西東京労働基準監督署に赴任し、男性監督官たちを巻き込みながら、「サービス残業」や「名ばかり管理職」「パワハラ経営者」などのブラック企業に立ち向かう痛快ストーリーだ。

 台本を読んで、労働者や経営者の立場に思いをはせることが多くなったという竹内さんは「どんなにひどい環境でも、そこで働いてお給料を得ないと生活できないんだって主張する人もいるでしょうし。その一方で、こんな嫌なことがあるならなんとかしてほしい、と声を上げる権利は誰にでもある、ということをまず知ってほしい」とコメント。「労働基準監督官という難しい響きでとらえるよりも、ちょっと豆知識が増えたわね、という感覚で見ていただければ」と語っている。

 三上絵里子プロデューサーは、「『見たことのない竹内結子』『新しい竹内結子』を発信するために、新しい主人公、いっぷう変わったヒロインを演じていただきたいと思った」とコメント。「働くための環境がすてきであれ、と頑張っている凛の姿からは元気をもらえると思いますし、このドラマが働くということを考えるきっかけになれば」と話している。

 「ダンダリン・労働基準監督官」は日本テレビ系で10月から毎週水曜午後10時放送。(毎日新聞デジタル)

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