BS11:ある限界集落の挑戦 たった1軒で循環型農業を実践 ウイークリーニュースONZE

富山市の限界集落で農業を続ける橋本さん一家の水田
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富山市の限界集落で農業を続ける橋本さん一家の水田

 BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」は1日、富山市内の過疎の集落で、30年前から無農薬で農業を営む一家を密着取材し、「農」と「食」を考える特集「ドキュメント 限界集落に残った農家がやったこと」を放送する。

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 過疎と高齢化が進み、コミュニティーの維持が困難になっている「限界集落」。番組では、富山市内の山間部にある「土(ど)」と呼ばれる集落で、たった1軒だけで農業を続ける橋本さん一家に密着した。橋本家では、広大な敷地で養鶏を行い、その糞(ふん)を肥料にして水田などに利用。収穫した米や麦から飼料をつくる。さらに、水車を使った水力発電と蓄電池で電力をまかない、循環型・持続型の農業を実現している。

 さらに、農業を志す若者たちとともに「土遊野」という会社組織を設立。無農薬にこだわり、価格は高くとも地元の一流レストランやホテルからも認められる品質で、地産地消を実践する橋本さんの農業経営についても紹介。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉での規制改革などさまざまな課題を抱える「農」と「食」について考えていく。

 放送は1日午後6時から、キャスターは元村有希子・毎日新聞科学環境部編集委員と黒塚まやさん。コメンテーターはジャーナリストの山路徹さん。(毎日新聞デジタル)

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