WOWOWは、毎週金曜午後10時に「ノンフィクションW」枠を設け、オリジナルのドキュメンタリー番組を放送中だ。この枠では、見る人を新しい世界へと誘うフルハイビジョンの“ノンフィクションエンターテインメント”番組をWOWOWプライムで毎週、テーマを変えて放送している。9月6日に放送される「ラグビー 田中史朗 世界最高峰リーグへ」を担当したWOWOWのスポーツ部の平林武志プロデューサーに番組の魅力を聞いた。

あなたにオススメ

“あの頃”のジャンプ：実写ドラマ化も話題「ウイングマン」　1983年を振り返る

　−−番組の概要と魅力は？

　2019年ラグビー・ワールドカップ（W杯）開催を控える日本。このビッグイベントを成功させるためには、日本代表の強化が急務といわれています。そんな中、世界最高峰リーグの「スーパーラグビー」（南アフリカ共和国、ニュージーランド、オーストラリアの3カ国を代表する15のクラブチームが、南半球最強の座を争うラグビーリーグ）に日本人選手として初めて挑んだ選手がいます。日本代表のスクラムハーフでもある田中史朗選手。日本のチームでのレギュラーの座を捨て、未踏の領域に足を踏み入れた田中選手の半年間の戦いの日々に密着し、彼のラグビーに寄せる熱い思いに迫りました。

　−−今回のテーマを取り上げたきっかけと理由は？

　日本人初のメジャーリーガー・村上雅則さんや日本人初の欧州プロサッカー選手・奥寺康彦さんのような開拓者がいたからこそ、現在の野球やサッカーの繁栄があります。そして、それに続く選手が今も誕生しています。田中選手が“開拓者”になれるのかどうか、それは田中選手の活躍次第。日本ラグビーにとって初めてともいえるこの大きな挑戦に私自身が興味を持ちました。

　−−制作中、一番に心掛けたことは？

　田中選手のラグビーに対する真っすぐな思いをストレートに表現しようと心がけました。

　−−番組を作る上でうれしかったことは？

　そんなに長い時間ではありませんでしたが、田中選手とラグビー談議ができたことでしょうか。日本ラグビーの未来についての話で盛り上がりました。

　−−番組の見どころを教えてください。

　日本代表でもあり、日本のチームであればレギュラーの座を保証されている田中選手が、なぜ「スーパーラグビー」に挑戦したのか。その真意に迫ります。

　−−視聴者へ一言お願いします。

　野球やサッカーだけではなく、ラグビーにおいても世界を舞台に頑張っている日本人選手がいるということ。そして、ラグビーW杯というビッグイベントが2019年に日本にやってくるということを、視聴者の皆様にぜひ知っていただきたいです。

　WOWOW　スポーツ部　プロデューサー　 平林武志