仲間由紀恵:16年ぶり朝ドラ出演 14年春「花子とアン」

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 女優の仲間由紀恵さんが2014年春にスタートする吉高由里子さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「花子とアン」に出演することが18日、分かった。仲間さんは吉高さんが演じる主人公・花子の親友の葉山蓮子を演じる。仲間さんが朝ドラに出演するのは、1998年の「天うらら」以来、16年ぶり。

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 他のキャストも発表され、ヒロインの父役を伊原剛志さん、母役を室井滋さん、祖父役を石橋蓮司さん、兄役を賀来賢人さん、妹役を黒木華さんと土屋太鳳さん、夫役を鈴木亮平さん、幼なじみ役を窪田正孝さん、幼なじみの母役を松本明子さん、母親の幼なじみ役をカンニング竹山さん、東京の女学校の寮母役を浅田美代子さん、英語教師役をともさかりえさん、同級生を高梨臨さんが演じることになった。賀来さんと鈴木さん、カンニング竹山さん、高梨さんは朝ドラ初出演。

 同日、東京・渋谷のNHK放送センターで出演者発表会見が開かれ、仲間さんは「初めて吉高さんとお芝居させていただきますが、いい友として一緒に作っていければと思います。蓮子は、大変な時代に、すごい人生を送った女性。出演者の皆さまと心を通わせて、明るく楽しいドラマを作っていければと思います」と意気込みを語った。

 ドラマは、モンゴメリの名作「赤毛のアン」の翻訳者・村岡花子の明治・大正・昭和にわたる波瀾(はらん)万丈の半生を、ドラマ「Doctor−X」(テレビ朝日系)などの中園ミホさんの脚本で描く。原案は、花子の孫・村岡恵理さんの著書「アンのゆりかご」。花子は、山梨の貧しい家に生まれ、東京の女学校で英語を学び、故郷での教師生活をへて翻訳家の道へと進んだ人物で、吉高さんは10~50代の花子を演じる。

 仲間さんが演じる蓮子は伯爵家の娘で、14歳で結婚したが、結婚生活に耐えかねて、実家に戻り、24歳で女学校に編入。花子に出会い、親友になる。その後、政略結婚で福岡で結婚し、花子と決別するが、再会。福岡で愛のない結婚生活に苦しむ中、年下の青年と駆け落ちする。花子は、スキャンダルの渦中にある蓮子を励ますことになる。加賀田透チーフプロデューサーは、仲間さんの起用について「あの世代の女優さんの中で圧倒的な存在感がある。今回、多面的な女性を演じていく上で、仲間さんがこれまでの作品でまだ見せていない部分を見せていただきたい」と期待を寄せている。

 放送は14年3月31日から全156回を予定している。(毎日新聞デジタル)

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