フジテレビ社長:「倍返しの意気込みで」と制作現場にハッパ

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 最終回で今世紀連ドラ最高の平均視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をたたき出した大ヒットドラマ「半沢直樹」(TBS系)について、フジテレビの亀山千広社長は27日、東京・台場の同社で行われた定例会見で「あっぱれとしかいいようがない。敬意を表したい」と語った。視聴率争いで苦戦が続く同局だが、亀山社長は「この時代に40%をたたき出せる番組が存在することは、頑張れば作れるということ」と話し、「そういう意味では元気がないうちの現場の人間たちが、この言葉はNGワードだといわれているんですが、“倍返し”してやるぐらいの意気込みで番組を作ってもらいたい」と同ドラマの決めぜりふを引用しながらハッパをかけた。

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 亀山社長は「ヒットする番組には“発明”がある」と語り、同ドラマについて、「『半沢直樹』はちょんまげを結ってない気持ちいい勧善懲悪の時代劇。しかも見えを切るシーンもちゃんとあって、立ち回りまである。町娘風な上戸彩ちゃんも存在する。見事としかいいようがない。それをわかって撮っていたら、本当に発明だと思う」と絶賛した。

 また、好調が続くNHKの朝ドラ「あまちゃん」についても、「3世代が見事に主役を入れ替わりながら楽しませてくれて、長丁場を乗り切った。これも一つの発明だと思う。朝ドラがこうでなければいけないというのをぶち壊してくれた。(脚本の)宮藤官九郎さん、NHKのスタッフあっぱれって感じです」とコメントした。(毎日新聞デジタル)

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