動画サイトなどで、ゲームのプレー動画を面白おかしく実況する新たなスタイル「ゲーム実況」が注目を集めています。ゲームをプレーして楽しむのでなく、見て楽しむというスタイルが、若い世代を中心に急速に浸透しつつあります。中にはそれがゲーム購入の動機になるというから驚きです。
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私が「ゲーム実況」と「実況者」を感じたのは、今年の東京ゲームショウのステージイベントでのことです。ゲーム実況者の「最終兵器俺達」がインディーズゲームを紹介するというイベント内容で、彼らを目当てに女性ファンがステージに大勢集まりました。
そして、ゲーム実況者に実況のきっかけを聞く機会に恵まれました。きっかけは、彼の友人が「ゲームはやってみたいけど、うまくプレーできない」と聞いて、「プレーした映像を見せてあげよう」という気持ちから実況的な映像収録を始めた……ということでした。そして、単にプレーするだけではなく、ゲーム攻略ガイドのツボを押さえたコメントを同時に収録した……というのがルーツだったそうです。つまり、個人のコミュニティー的なもの、いわば個人のソーシャルネット的な楽しさとして始めたわけです。
確かに難易度の高いゲームをすいすいと気持ちよくプレーしているのを見るのは、ファミコンの時代にゲームのうまい友だちのプレーをそばで見ていた体験に近いと思います。アーケードゲーム「バーチャファイター」の上級者の豪快かつ華麗なプレーも実況者的な片鱗(へんりん)を感じさせるものがあります。人気番組「ゲームセンターCX」のよゐこの有野課長も、広い意味では実況者の一人といえるかもしれません。
ただゲーム実況は、なんでも取り上げるわけでなく、「新作は取り上げない」「ネタバレに注意する」など暗黙のルールがあります。さらにいえば、著作権の問題があるわけですが、その販促効果は無視できるものでなく、徐々に企業側が歩み寄ってきているように思いますし、既にプレイステーション4やXBoxOneには、ゲームのプレー動画をネットに配信できる機能が内蔵されています。
私はゲームにとっての実況者は、DVDやブルーレイディスク(BD)などにおける「監督やキャストによるオーディオコメンタリー」と位置付けています。「ゲームはうまく遊べないけれど、ゲームを楽しみたい」という新しい顧客を開拓できるのではないでしょうか。さまざまな問題があるのも事実ですが、企業と実況者の双方がハッピーになれるチャンスもあると思うのです。
<プロフィル>
くろかわ・ふみお 1960年生まれ、東京都出身。音楽ビジネス、ギャガにて映画・映像ビジネス、セガ、デジキューブ、コナミDE、にてゲームソフトビジネス、デックス、NHNjapanにてオンラインゲームコンテンツ、そしてブシロードにてカードゲームビジネスなどエンターテインメントビジネスとコンテンツの表と裏を知りつくすメディアコンテンツ研究家。コラム執筆家。黒川メディアコンテンツ研究所・所長。黒川塾主宰。現在はインディーズゲーム「モンケン」を制作中。
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