橋本愛:今度は農業で映画主演 「あまちゃん」舞台の岩手ロケで4部作

映画「リトル・フォレスト」に主演する橋本愛さん
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映画「リトル・フォレスト」に主演する橋本愛さん

 NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で人気を集めた女優の橋本愛さんが、再び岩手県を舞台にした4部作の映画「リトル・フォレスト」に主演することが18日、明らかになった。都会で自分の居場所を見つけることができず故郷に戻った主人公が、自給自足の生活をしながら生きる力を充電していく物語。主人公・いち子役で農業に挑戦する橋本さんは、自らの役どころについて「澄んだ雰囲気を持った人」と紹介し、「自分の黒い部分を一切封印するような意識で演じています」とコメントした。

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 映画は、マンガ誌「月刊アフタヌーン」(講談社)に連載された五十嵐大介さんの同名人気マンガが原作。故郷の山村「小森」に帰ったいち子(橋本さん)が、大自然の中で自給自足の生活をする様子を、旬の食材を生かした日々の食事・料理とともに描く。撮影は、東北の四季の美しさを描くため、岩手県奥州市などで約1年にわたって行われ、夏・秋・冬・春の4部作にまとめる。夏編は2013年7~8月、秋編は10~11月に撮影済みで、冬編は2月から、春編は4月から撮影予定。

 撮影で農作業に挑戦した橋本さんは「将来は自給自足する生活をしたいと思っていたのですが、大変さを痛感しました」と明かしながらも、「朝早く起床して、私有の畑から食材を取って朝食を作るところから始まる生活サイクルは、実際とても気持ち良かった」と笑顔。「あまちゃん」と同じ岩手県でのロケについては、「人の優しさや無垢(むく)の笑顔などに触れるたび、とても身にしみます。呼吸をすると肺が掃除されるような空気のきれいさも、大変自分を支えてくれています」と話している。

 また、映画の見どころとなるいち子の作る料理は、女性から人気を集める野村友里さん率いるフードクリエイティブチーム「eatrip」がフードコーディネーターとして参加。直接料理の指導も受けたという橋本さんは、料理について「料理は元々好きで、気が向いたときは家で作ります」と明かしている。

 橋本さんのほか、いち子の幼なじみ役で三浦貴大さんと、「あまちゃん」で「GMT」のリーダー役を演じた松岡茉優さんも出演する。「重力ピエロ」などの森淳一監督が監督と脚本を担当し、プロデューサーは「永遠の0」「ALWAYS 三丁目の夕日」の守屋圭一郎さん。橋本さんについて、守屋プロデューサーは「まだ若いですが、独特の強さを持っている女優さん」と表現し、「雄大な自然の中たった一人で懸命に生きる主人公の姿を印象的に演じてくれています」と手応えを語っている。映画は作品に描かれる四季にあわせて、夏・秋編は8月30日から、冬・春編は15年2月14日から公開予定。

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