俳優の福士蒼汰さんが、唐沢寿明さん主演で今秋公開予定の映画「イン・ザ・ヒーロー」(武正晴監督)に出演し、特撮ドラマ「仮面ライダーフォーゼ」以来の“ヒーロー”を演じることが11日、明らかになった。劇中の人気番組「神龍戦士ドラゴンフォー」にドラゴンブラック役で出演する人気絶頂のアイドル俳優・一之瀬リョウを演じる福士さんは、スーツアクターにも挑戦するといい、「スーツを着てのアクションはすごくうれしいです! 衣装合わせをしたとき、強くなった気がして、戦いたいという気持ちがわき上がってきました」と話している。
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映画は、アクション映画やヒーロードラマを支える裏方や俳優へのオマージュ作。満身創痍(そうい)で日々、仕事に取り組む大ベテランのスーツアクター本城渉(唐沢さん)が、アイドル俳優・リョウとの対立と和解をへて、ある日、日本で撮影中のハリウッド大作アクション映画の危険な殺陣を演じるよう、指名される……というエンターテインメント作品。
フォーゼ以来の“ヒーロー”を演じる福士さんは「仮面ライダーを演じていた頃、いろいろなことを教えてもらいましたし、役者というものを実感できた場所だったので、今振り返ってヒーローをできるのはうれしいです」とコメント。「スーツアクターの方とのやり取りなどをイメージできるので、全く知らない世界というよりは、経験ある世界だから演じやすいかもしれません」と語っている。
一之瀬リョウはハリウッド映画を目指す俳優という役どころで、福士さんは「自分もいつかはハリウッドに限らず海外の人とお仕事してみたいです。日本人とは違う感覚で生きているし、時間の流れから違うと思うので、得るものがあるだろうし、刺激を受けたいと思っています。自分のペースで焦らずいきたいです」と今後の展望についても語っている。
なお、映画には福士さんのほか、ドラゴンブルーのスーツアクターを務め、関西弁で新人をビシバシ鍛える姉御キャラの大芝美咲役で黒谷友香さん、フェミニンな仕草が特徴のドラゴンピンクのスーツアクター・海野吾郎役で寺島進さんが出演することも発表された。
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