香川照之:キムタクと時代劇初共演 ドラマ「宮本武蔵」で沢庵和尚役

スペシャルドラマ「宮本武蔵」で僧侶の沢庵和尚役を演じる香川照之さん
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スペシャルドラマ「宮本武蔵」で僧侶の沢庵和尚役を演じる香川照之さん

 俳優の香川照之さんが、3月にテレビ朝日系で放送される2夜連続のスペシャルドラマ「宮本武蔵」で、SMAPの木村拓哉さん演じる主人公・宮本武蔵の恩師である僧侶の沢庵和尚役を演じることが19日、分かった。香川さんと木村さんは映画「HERO」やTBS系連続ドラマ「MR.BRAIN」などで共演しているが、時代劇での共演は初めて。香川さんは「これまでそうそうたる俳優たちが演じてきた武蔵という役柄に木村さんが挑まれるということで、武蔵を見守る立場としてそばにいられることを幸せに思います」とコメントしている。

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 香川さんが演じる沢庵は、粗暴な武蔵の中に秘められた可能性を感じ取り、武蔵に人間の本質とは何かを教える恩師で、“たけぞう”と名乗っていた武蔵に“むさし”と改名するよう勧めるなど、宮本武蔵の生みの親ともいうべき存在。木村さんは「武蔵にとって沢庵和尚というのは“よりどころ”なので、その役を香川さんがやってくださるというのは、本当に心強いし、大きな安心感があります」と共演を喜んでいる。

 香川さんと木村さんは、既に荒くれ者の若き“たけぞう”を沢庵が捕らえるアクションシーンや、武蔵が武者修行に旅立つ別れの場面などを撮影しており、香川さんは「本当に、木村さんには時代劇がよく似合うなと感じました」と絶賛。ドラマについては「2夜にわたる長編ですが、近年まれにみるアクションが詰まっていて、深くもあり、鋭くもあり……。あっという間に時間が過ぎていく、そんな作品になると思います」と語っている。

 ドラマは、吉川英治さんの代表作「宮本武蔵」を原作に、強いだけでなく、弱さやもろさも抱える愛すべき人間として武蔵を描き、従来の時代劇とは異なりCGやワイヤアクションを取り入れるなど、“新たな武蔵”を表現。佐々木小次郎(沢村一樹さん)と雌雄を決する巌流島の戦いや、吉岡一門との死闘、一乗寺下り松の70人斬りなどといった見せ場も用意するほか、お通(真木よう子さん)との悲恋も描かれる。3月15、16日に2夜連続で放送予定。

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