桐谷健太:初恋相手は幼稚園の先生 「マセたガキだった」

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 俳優の桐谷健太さんが19日、東京都内で行われたWOWOWの主演ドラマ「埋もれる」(WOWOWプライム、20日午後9時)の記者会見に登場。劇中で挫折からはい上がろうとする過程で初恋相手に再会を果たすという役どころを演じている桐谷さんは「初恋の相手は幼稚園の先生。たぶん今すれ違ってもわからない」と明かし、「おれ、先生に話しかけるふりをしてほっぺにキスをするようなマセたガキだったんです」と子ども時代を振り返った。

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 ドラマは「第6回WOWOWシナリオ大賞」を受賞した香坂隆史さんの「愛の告発」が原作。勤め先の大手食品会社を内部告発したことから、職と妻子を失った北見透(桐谷さん)は、傷心のまま故郷に戻り、市役所の非常勤職員として働き始め、ある日、上司の命令で以前から問題視されていたゴミ屋敷へと向かった北見は、隣の家に住む初恋相手に再会する……というストーリーで、国仲涼子さん、緑魔子さん、大友康平さんらも出演。桐谷さんとは映画「ゲロッパ!」(2003年、井筒和幸監督)の現場で出会って以来の付き合いだという吉田康弘監督が演出を担当した。

 桐谷さんは今回演じた北見について「こうと決めたら、それにがんじがらめになってしまい、まさに“埋もれていく”男」と分析。「撮影中はずっと役と作品が(自身に)シンクロしてしまい眠れなかった。日常にこんなに引きずるのは初めてかも」と振り返り、作品については「とにかく評判がいい。最初から最後まで目が離せないし、劇場で公開してほしいと思うくらい“絵力”がある」と自信を見せた。

 なお、この日は「第7回WOWOWシナリオ大賞」受賞作も発表。大賞には栄弥生さんの「十月十日の進化論」、優秀賞には森戸恭子さんの「レフェリー」、柳田隆行さんと三村路子さんの「ブサメン帝国、応答アリ」が選ばれ、受賞者には同賞の選考委員長を務める崔洋一監督から花束が贈られた。

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