インターナショナル・クラウン:藍&さくらが逆転勝利振り返る

 今年新設された女子ゴルフの世界一を決める国別対抗戦「インターナショナル・クラウン」の最終日の模様が27日(日本時間)、WOWOWで生中継される。大会3日目、強豪の韓国と対戦し、朴仁妃&リュ・ソヨン組に4アンド3で敗れた宮里美香選手、比嘉真美子選手のペア、10番ホールからの2度のイーグルで3アップを決め、3アンド2で逆転勝利した宮里藍選手、横峯さくら選手のペアに話を聞いた。

ウナギノボリ

 「インターナショナル・クラウン」は米女子プロゴルフ協会(LPGA)が主催する女子ゴルフの“ワールドカップ”。出場国は日本のほか、米国や韓国、スペイン、スウェーデン、豪州など強豪8カ国で、24~28日、米国のメリーランド州「ケーブズバレーGC」で開催。8カ国が二つのグループに分かれて予選を行い、決勝ラウンド進出の5カ国の中から優勝国を決定する。

 ◇宮里美香&比嘉真美子ペア

 −−今日は少し苦戦しましたか。

 宮里美香:一番は良いスタートを切れたのですが、先にリードを取られてしまい、なかなかチャンスを作れませんでした。

 比嘉:今日のラウンドは明日に向けて、すごくプレッシャーが掛かりました。結果的に負けてはしまいましたが、お互い全力で戦ったので良かったと思います。

 −−終盤戦は長いパットも決めて流れが変わったかなというところで、向こうに入れられるという苦しい戦いでした。今日のグリーンのコンディションは、昨日と変わっていましたか。

 比嘉:それはあまり感じませんでした。

 −−明日の個人戦に向けて、意気込みをお願いします。

 宮里美香:そうですね、個人戦になればもっと集中力が高まってくると思うので、気が抜けない戦いとなります。気を引き締めて頑張ります。

 比嘉:明日に向けて体調を整えて心の整理をして完璧に準備します。今はそれを意識してやっていきたいと思います。

 ◇宮里藍&横峯さくらペア

 −−素晴らしいゲームでしたね。

 宮里藍:長い一日でした。うまくかみ合ったと思います。

 −−我慢強くプレーすると良いことがありますね。

 宮里藍:そうですね。

 横峯:今日は奇跡的にイーグルが2つ取れて、韓国チームもバーディーで引き分けだったので、奇跡的に勝てたのだと思います。

−−韓国チームは強敵ということで、スタート前どういう気持ちで臨みましたか。

 宮里藍:いつも通り、私たちのペースでと話していました。マッチプレーはすごくエネルギーを使うので、だいぶ疲労がたまってきています。ゆっくり行こうという話をしていました。

 −−1番からずっと、相当な集中力がありましたね。

 横峯:そうですね。一ホール一ホール、ワンショットずつという感じだったので、かみ合ってくれたと思います。

 −−今回のポイントはどこでしたか。

 宮里藍:もちろん、10番のイーグルですよね。

 −−相当気持ちが変わりました?

 宮里藍:マッチプレーの良い所でもあり悪い所でもあるのですが、それでもワンポイントなので、これでゼロに戻ったねという話をしました。ここからスタートしようということに。今日はホールを取った後に気をつけようと話していて、それが良かったと思います。

 −−二人ともティーショットが非常に良いですよね。相手にもプレッシャーを与えていました。

 宮里藍:いや、こっちもだいぶプレッシャーを掛けられていました。相手チームもすごいショットメーカーなので。それこそいくつか近いパットが入らなかったので、こちらに流れが来ました。すごい接戦でした。

 −−接戦で8ポイント、明日のシングルスが楽しみですね。

 宮里藍:シングルスの方が大変だと思います。

 横峯:私もそう思います。一人一人がベストを尽くすしかないと思います。

 −−楽しみな一日ですね。

 宮里藍:そうですね。それ以上に長い一日になると思います。今日はしっかり休んでまた明日みんなで頑張りたいです。

 −−結構疲れていますか?

 宮里藍:相当疲れています。

 −−このコースは距離もありますが、いかがですか?

 宮里藍:このコースは歩くのも長いので、今日は特に暑かったこともありますし、エネルギーを消耗しないようにしたいのですが。一ホールごとの勝負なので、今あるエネルギーを全部使う気持ちでやっています。

 −−明日は最大のパフォーマンスを期待しています。

 宮里藍:頑張ります!

 横峯:頑張ります!

 *……WOWOWでは、同大会の模様をWOWOWライブで連日生中継。最終日は27日深夜2時からWOWOWライブで生中継。総集編は、8月1日午後6時にWOWOWライブで放送。

テレビ 最新記事