ダンカン:がんの息子夫婦持つ父親役に 「一生懸命やるしかない」

「ママとパパが生きる理由。」に出演する(左から)田中哲司さん、ダンカンさん、風吹ジュンさん=TBS提供
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「ママとパパが生きる理由。」に出演する(左から)田中哲司さん、ダンカンさん、風吹ジュンさん=TBS提供

 タレントのダンカンさんが、20日から放送がスタートする連続ドラマ「ママとパパが生きる理由。」(TBS系、木曜午後9時)に、がんを宣告された息子と義理の娘を持つ父親役で出演することが4日、分かった。今年6月に妻・初美さんを乳がんで亡くしたダンカンさんは「最初は『え!』と思いましたけど、妻が『あんたこの世界で30年以上お世話になっているんでしょ! それが仕事なんでしょ! そこから逃げてどうすんのよ! 逃げたらあんたじゃなくなるわよ!』と言うに決まっているんでね。一生懸命やるしかないんですよ。それで何かを感じてもらえればと思います」と語っている。

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 ドラマは夫婦でがんになり、余命宣告を受けた家族の実話を基にしたヒューマンドラマ。昨年亡くなった芽生さんが闘病や家族についてつづったブログの内容をまとめたエッセー「私、乳がん。夫、肺がん。39歳、夫婦で余命宣告。」(大和出版)が原案で、幼い子ども2人を持ちながら末期の乳がんになってしまう専業主婦の吉岡柊子(とうこ)を女優の吹石一恵さん、妻に続いて末期の肺がんと診断される夫の賢一役を青木崇高さんが演じる。

 柊子の夫・賢一の父親で、会社社長の吉岡泰一(よしおか・やすかず)役を務めるダンカンさんは「これはあらゆる病気と闘っている人に対して失礼なことだと思いますけど、夫婦がともにガンになってしまったという原案や台本を読ませていただいて、うらやましいと思ってしまったんですよ」と胸中を明かし、「(亡くなった妻・初美さんと)もしも僕も同じ病気で、ともに一緒にいれば同じ気持ちを共有できたんじゃないかと思ってしまいました。実際、うらやましいと思ってはいけないとすぐに思い直しましたけど」とコメントしている。

 また、今年9月に女優の仲間由紀恵さんと結婚したばかりの俳優の田中哲司さんが、賢一の大学時代の先輩で会社の共同経営者の野村和樹役で出演、柊子の母親・麻見槙子を風吹ジュンさんが演じることも決定。山崎樹範さん、袴田吉彦さん、藤井美菜さん、高柳愛実さん、落合モトキさんらの出演も発表された。

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